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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
日本代表「戦力底上げ」の6月…佐野海舟・航大兄弟W招集? ポスト守田・遠藤やネクスト三笘・伊東は? 手薄なCBには誰を? 新戦力を完全予想!
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佐藤景Kei Sato
photograph byGetty Images
posted2025/05/22 06:01
オランダNECナイメヘンで活躍する佐野海舟の実弟、佐野航大。守田英正の後継者となれるか
ウイングバック候補には驚異のスタッツのあの選手
ウイングバック候補として森下龍矢にも触れておく必要があるだろう。2024-25シーズンの海外組で最も大きなサプライズを提供した選手と言えるかもしれない。ポーランドのレギア・ワルシャワで本来のサイドバックやウイングバックのみならず、アタッカーとして新境地を開いた。
公式戦50試合で14ゴール13アシストは、驚異の数字だ。文字通り、どこでもプレーできる選手に成長を遂げた。明るいキャラクターでチームを盛り上げる役目も担える森下が招集されれば、2年ぶりの復帰となる。
コアメンバーが手薄なCBに欲しい人材
もしも森保監督が今回の活動で最も試したいポジションを問われたら、「センターバック」と答えるかもしれない。冨安健洋、伊藤洋輝がケガのために欠場濃厚、谷口彰悟も復帰したばかり。そもそもコアメンバーの数が足りないのだ。したがって6月シリーズから新戦力の発掘とテストを積極的に行うと予想される。3月シリーズをケガで欠場した町田浩樹が復帰するとしても、板倉滉、高井幸大や瀬古歩夢に加わる人材を探したいところだろう。
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候補を挙げるならベルギーリーグで出場機会を得ている渡辺剛(ヘント)、角田涼太朗(コルトレイク)、藤井陽也(コルトレイク)の3人や、Jリーグで台頭している鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)、安藤智哉(アビスパ福岡)になる。とくに安藤は190センチの長身で、かねてより代表入りが期待されてきた。今回招集されないとしてもE-1選手権で試すべき選手だろう。
結果を出しつつもチームの底上げを
6月の2試合はワールドカップ組分け抽選のポット分けに関係するFIFAランキングに影響する公式戦だ。日本としては当然、連敗するわけにはいかないが、指揮官が明言している通り、チームの底上げも進められるはずだ。前回から半分以上、選手が入れ替わる可能性もある。気になるメンバー発表は、5月23日。本大会まで残り1年となるタイミングで招集する顔ぶれに、チームの意図が色濃く反映されるのは間違いない。
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