「タケがロンドンまで遊びに来ました」鎌田大地28歳が語る、久保建英23歳とご飯を食べた日「後輩たちに愛される」鎌田がロンドンで会食する豪華メンバー 

「（難しさの理由は）チームのスタイルにあると思います。チームがどういう風にやるか。自分にピッタリのチームを探すのがかなり難しい。

　もちろん、ポジション争いもあります。お金をかけて選手も取ってこれるし、補強選手も同じポジションに全然被せてくる。僕に関しても今、チームにボランチが5人いて、トップ下に4人います。トップ下に関しては、チームの顔の選手もいる（＝イングランド代表のエベレチ・エゼ）。 ポジション争いはすごく熾烈です。

　最近は日本という国のブランドがある程度、世界でも認められてきた。だけど、まだ全然、強豪国と比べると、そういう部分で見られ方が劣っているかなと。チームが何か良くなかった時に、ポンと先発から外されるとか、そういうことがある。

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　ただ、やっている感じとしては全然問題ない。他の（日本）代表選手がプレミアに来ても、全然やれる。レベル的には問題ないと思います。だけど、チームの調子の良し悪しなど、いろんな要素が加味されるのかなと」

「ちょくちょくご飯に行っています」久保がロンドンに来た日

　ロンドン南部をホームタウンとするクリスタルパレスに移籍し、同じロンドン拠点の日本人選手たちとも交流があるという。「ちょくちょくご飯に行ってます」と鎌田。アーセナルの冨安健洋やルートンの橋岡大樹、QPRの斉藤光毅らと会食して、英気を養っているようだ。

　鎌田から大きな刺激を受けていると話すのは、5歳年下でパリ五輪代表MFの斉藤光毅である。最初は自分から鎌田を食事に誘ったといい、「代表の話から、チームの話まで色々しています。本当に、A代表の人とご飯に行かせてもらうと刺激になる。自分も頑張んなきゃなと。最近は、鎌田選手からも誘ってくれます！」と明かし、鎌田が兄貴的存在であると印象づけた。

　また、鎌田を慕う久保建英が、スペインからロンドンまで遊びに来たこともあった。「タケ（久保建英）も一回来ました。そのときは、サウサンプトンから由勢も来ました」と、鎌田は明かす。バーレーン戦後、久保が日本メディアに対し「ひねくれもの同士で、プレースタイルも合う」と独特の表現で仲の良さをアピールしていたようだが、久保にとっても鎌田は頼りになる存在のようだ。

　偶然にも、W杯出場を決めたバーレーン戦の先制点は、久保のアシストから鎌田がネットを揺らした。常日頃からサッカー談義に花を咲かせている二人だからこそ、あの絶妙な連携からゴールが生まれたのだろう。

　また得点場面では、「ここぞ」とばかりにスペースに飛び出した鎌田のセンスと、メスト・エジルを意識したシュートの技術も光った。クリスタルパレスでは苦戦が続いているが、本人が「やりやすい」と認める日本代表で、鎌田はその能力をいかんなく発揮した。

＜《三笘》編に続く＞

#2に続く

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#2

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