2024年M-1・連続インタビューBACK NUMBER
「高校中退、バイク事故で太もも骨折、半年歩けず…」M-1・4位エバースが明かした“壮絶な過去”…相方は大学まで野球エリート「プロ野球を諦めた瞬間」
text by

中村計Kei Nakamura
photograph byTadashi Hosoda
posted2025/03/23 11:07

結成8年、初のM-1決勝で4位になったエバース。佐々木隆史(ボケ、ネタ作り担当、左)と町田和樹(ツッコミ担当)
4/4 ページ目
この記事を1ページ目から読む
佐々木 去年までは。今年はまだ新ネタに取り組めてないんですけど、去年の単独(ライブ)でやった新ネタで2本くらいM-1で使えそうなのを隠せているんで。それを叩けば何とか戦えるかなとは思っているんで、少し余裕がありますね。
――ほとんどの組がその年につくったネタで勝負する中、エバースの場合はちょっと違うわけですね。
佐々木 カレーと一緒で寝かせれば寝かせるほどネタっておもしろくなるんですよ。久々にやると、ウケたり。
ADVERTISEMENT
町田 やっぱ、これ、おもろいやんとかなったりするんです。
佐々木 今大会の準決でやった『棺桶』も、もともとは前年につくったネタでしたし、決勝でやった『桜の木の下』は2、3年前につくったネタでしたから。ただ、令和ロマンは今大会、直近につくったネタで優勝してますけど。
――令和ロマンは2本とも10月以降につくったと言っていました。
町田 そういうやつらもいます。なので、どちらが正解かはわかりません。
佐々木 でも、ネタには「食べ頃」というのが本当にあるもんなんですよ。今、いちばん脂が乗ってるなみたいな。僕らの場合、つくってすぐ出すと意外と脂が乗ってないんです。
