「こんな選手初めて見た…」女子ゴルフ新星・竹田麗央って何がスゴい？ “悔し涙”から1年足らず…シャイな21歳、野球好きで「山下舜平大推し」 

　竹田の魅力は昨年、日本でドライビングディスタンス1位となった圧倒的な飛距離。さらに昨季はオフの練習で力を入れたショートゲームがスコアメークを支えた。リカバリー率は前年の55位（61.23％）から7位（69.15％）に急上昇。抜群の飛距離を武器にバーディーを量産し、グリーンを外してもボギーを打たない――昨季はそんなプレーが1年間続いた。

　米女子ツアーに舞台を移しても、それは継続。ドライビングディスタンスは32位とやや控えめだが、リカバリー率は13位（70.83％）。開幕5試合でトップ10入り3回の安定感はショートゲームが大きな要因だろう。

今後の躍進のカギを握るショートゲーム　©︎Getty Images

　飛距離や好調時の圧倒的な強さは笹生優花、毎試合コンスタントに上位でプレーするという面では古江彩佳を連想させる。いいとこ取りで2倍強いとはならないが、2人の日本人メジャーウイナーそれぞれの長所と重なる部分を持ち合わせているのは確かだ。

ゴルフ一家のDNA、野球も大好き

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　出身は熊本県合志市。母・哲子（さとこ）さんは主に1990年代にレギュラーツアーでプレーしていたプロゴルファーで、父はゴルフショップを経営している。そして、哲子さんの妹で竹田の叔母に当たるのが米女子ツアー1勝、元賞金女王の平瀬真由美さん。そんな環境に育ち、6歳からゴルフに取り組んできた。

姪っ子の勝利を見届けた平瀬真由美（右）©︎Getty Images

　また、父、兄、弟と家族の男性陣は大学まで野球を続けており、竹田家はゴルフ一家であると同時に野球一家でもある。その影響もあって竹田も野球好きで、球団は巨人、選手は山下舜平大（オリックス）のファン。小祝とは女子ゴルファーの野球チームを結成しており、愛用のグローブは山下と同じモデルをカスタムオーダーでピンクにしている。本人によるとお値段は「10万円はしないけど、それぐらい」だという。

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