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「この人と結婚するんだろうな…」レスリング登坂絵莉が語る“コワモテ”7歳上の格闘家との結婚秘話「妊娠中もトレーニング」目指した競技復帰
posted2025/03/06 11:01

子育てに奮闘しながら様々な活動を積極的に行っている元レスリング金メダリストの登坂絵莉さん
text by

石井宏美Hiromi Ishii
photograph by
Wataru Sato
「子どもの頃から家族とか家庭への憧れが強かったんです。だからぼんやりとですが、22、23歳くらいで結婚したいなって。なるべく早く結婚したいなとは思っていました」
登坂さんの両親は共働きだったが、週末や大型連休になるとキャンプに行ったり、どこかに出掛けたり、仲がいい自慢の家族だった。そんな環境で育ったからか「早く家庭を持ちたい」と、結婚願望は「強かった」という。
出会いは高校3年生
7歳年上の夫との出会いは高校3年生まで遡る。元レスリング選手だった倉本さんと同じ国際大会に出場したときに遠征先で一緒になった。
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「出会ったと言っても、そのときは男女で完全に別行動だったのであまり関わることもなかったんです。そのときに話をした記憶もないですね」
その後、SNSで連絡を取り合う仲にはなったが、当時は恋愛よりも“レスリング命”。
「リオまでは競技に集中すると決めていた」ため、メッセージのやり取りはしていたが「オリンピック頑張ってね」「ありがとうございます」と挨拶程度だった。
足の負傷がきっかけで…
しかし、リオ五輪終了後、足を負傷していた登坂さんが数カ月間にわたって東京でリハビリ生活を送ったときに転機が訪れた。
「私の拠点は名古屋だったので、東京に知り合いがほとんどいなかったんです。休みの日に主人と食事に行ったりするようになっていろいろ話を聞いてもらったりしているうちに付き合うことになって……」
レスリングだけでなくプライベートの悩みにも親身に相談にのってくれる倉本さんに安心感を覚え、徐々に心を開いていった。交際はごく自然な形でスタートしたという。