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「クラブを包丁に持ち替え…」上田桃子(38歳)がいま明かす“やめようという決断”「子供も欲しいし、違う方向から自分を見てもいいじゃないかと」
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桂川洋一Yoichi Katsuragawa
photograph byKenta Yoshizawa
posted2025/02/24 17:00

昨季限りで第一線から退いた上田桃子が現在の心境を明かした
「これならいけるというものをつかめなかった。明日からどう戦うかな、この調子じゃ厳しいなと思いました。そのとき、やめようという決断が、自分の中にふっと落ちてきたんです」
通算60回目の挑戦だった国内メジャー大会を30位で終え、整理をつけた気持ちを、長年遠征に帯同してくれた母・八重子さんに最初に打ち明けた。
「来たわ、この時期が。覚悟が決まった」
ラストゲームで残した言葉
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'24年の最終成績は年間ポイントランク50位で、まだ翌年もシード選手としてプレーはできた。やり残したことがあり、向上心も衰えていない。それでも上田はキャリアに節目をつけた。
「ゴルフには審判も監督もいない。自分が自分を客観的に見て、決断して、言ってあげないといけない。年齢はかなり大きかったと思います。子どもも欲しいし、('21年に)結婚してから“嫁っぽいこと”を何ひとつしていない。現役中は最後までゴルフに専念してほしいと言われて、甘えさせてもらっていましたけど、無限に甘えていいものじゃない。そろそろ違う方向から自分を見てもいいんじゃないかなと」
11月のラストゲームで残した言葉は、長い現役生活を終えた充足感とはかけ離れたものだった。関係者に拍手で迎えられた上田はこう言った。
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