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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
青学大“箱根駅伝ランナー”10年間の進路を調べてみたら…「じつは4割がすでに引退」OBたちの意外なその後「マラソンで覚醒した“あの選手”も」
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byNanae Suzuki
posted2025/01/22 11:04
2025年の箱根駅伝5区で区間新記録をマークした青学大の若林宏樹。2月2日の別府大分毎日マラソンを最後に競技生活を終えることを明かしている
◆2020年 第96回大会:総合優勝(往路優勝)
3区:鈴木塁人(SGH→GMO)
4区:吉田祐也(GMO)
6区:谷野航平(現役引退)
7区:中村友哉(大阪ガス)
◆2021年 第97回大会:総合4位(往路12位)
1区:吉田圭太(住友電工→GMO)
5区:竹石尚人(現役引退)
8区:岩見秀哉(住友電工)
※神林勇太(現役引退)
◆2022年 第98回大会:総合優勝(往路優勝)
4区:飯田貴之(富士通)
6区:高橋勇輝(現役引退)
※湯原慶吾(小森コーポレーション)
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◆2023年 第99回大会:総合3位(往路3位)
1区:目片将大(大阪ガス)
2区:近藤幸太郎(SGH)
3区:横田俊吾(JR東日本)
5区:脇田幸太朗(現役引退)
6区:西川魁星(現役引退)
9区:岸本大紀(GMO)
10区:中倉啓敦(現役引退)
※中村唯翔(SGH)
◆2024年 第100回大会:総合優勝(往路優勝)
4区:佐藤一世(SGH)
7区:山内健登(九電工)
9区:倉本玄太(中電工)
※志貴勇斗(ヤクルト)
【箱根駅伝未出走の主な青学大OB】
2015年卒 橋本崚(GMO→中央発條)
2017年卒 田村健人(プロトレイルランナー)、茂木亮太(住友電工/現役引退)
2018年卒 吉永竜聖(現役引退)
2020年卒 生方敦也(スバル/現役引退)
2023年卒 西久保遼(九電工)、宮坂大器(ヤクルト)
2024年卒 小原響(GMO)
4割がすでに引退も…現在も奮闘中のOBたち
上記の45人の箱根経験者のうち、4割にあたる18人がすでに現役を退いている。一方で、実業団で好記録をマークした選手も少なくない。
初優勝から箱根駅伝4連覇を達成した第1期黄金期の選手で卒業後、頑張っているのが「青学四天王」である神野大地、小椋裕介、3年時に3冠を達成した田村和希、下田裕太だろう。
神野はコニカミノルタ入社後、2年でプロに転向。マラソンで世界を目指し、MGCも2度出場したが届かなかった。現在は実業団のM&Aベストパートナーズでプレイングマネージャーとして活動している。小椋は2020年の丸亀ハーフで60分ジャストをマーク。ハーフマラソンの日本記録保持者である。