欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「1位は圧倒的にミトマなんだよ」ブライトンスタッフが明かす人気ランキング「彼はシャイだね」…三笘薫が1カ月半ぶりに記者に笑顔を見せた日「やっと入った…」
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byAFLO
posted2025/01/19 17:00
1月16日、イプスウィッチ戦。約1カ月半ぶりとなるゴールを決めた三笘薫(27歳)
もうひとつのポイントは、ラストパスを入れたオライリーの存在だ。フリオ・エンシソやジョアン・ペドロなど他のアタッカーなら、間違いなくシュートを打っていた場面。しかしMFのオライリーは敵を十分に引き付け、フリーになった三笘に優しいパスを出した。サムライ戦士はオライリーに感謝し、得点場面のような形を増やしたいと話した。
「強いボールではなく、ダイレクトでシュートを打てるパスを出してくれたので、(色々)選択肢がありました。彼のパスの質は、チームでもトップだと思う。いつも自分の動き出しを見てくれるので、彼にアシストがついて良かった。自分の動き出しも分かりやすく示せたので、ああいうシーンをチームメートに指示していきたい。自分の動きで見せていくのが大事かなと思います」
今季4点目を決めた三笘は、6点のウェルベック、5点のペドロに次いで、チーム3位のスコアラーとなった。ウインガーとしてはチーム最多。ここから得点数をさらに増やしていきたいところだ。
「1位は圧倒的にミトマさ」
ADVERTISEMENT
ブライトンの中心選手である三笘は、クラブが運営するSNSでも“顔”である。
近年ブライトンは、他のクラブと同じようにSNSに力を入れている。X(旧ツイッター)やインスタグラム、フェイスブックといったソーシャルメディア用に、専属スタッフを雇用していることでも力の入れ具合が分かる。
SNS担当として、ブライトンで精力的に活動しているのがスタッフのピアースさんだ。スタジアムに到着した選手が控え室に入っていく様子や、練習前の風景を撮影したりしているのが同氏である。選手ごとに動画や記事を編集してポストすることも多いといい、ピアースさんは次のように説明する。
「クラブのSNSで最も閲覧数が伸びるのは、圧倒的にミトマに関するポストだ。他の追随を許さない。2位に入るのがブラジル人のペドロ。3位が、クラブユース上がりで地元出身のルイス・ダンクである」
世界各国から将来有望な若手や無名選手を発掘、育成し、チームの強化を図っているブライトン。クラブのカラーを反映するように、世界中からアクセスが可能なSNSでは、ある特徴があると明かす。