欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「1位は圧倒的にミトマなんだよ」ブライトンスタッフが明かす人気ランキング「彼はシャイだね」…三笘薫が1カ月半ぶりに記者に笑顔を見せた日「やっと入った…」
posted2025/01/19 17:00
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
AFLO
ブライトンの三笘薫が取材エリアに姿を現したのは、試合終了から約35分が経過したタイミングだった。クラブ広報と話しながら、記者団の元に向かってくる三笘。ときおり笑顔を見せ、足取りも軽い。上機嫌の様子が伝わってきた。
1月16日に行われたイプスウィッチ対ブライトン戦で、三笘はリーグ戦で3試合ぶりに先発に復帰した。日本代表MFは後半14分にチームの先制点を奪い、今季の得点記録を4にのばした。そして、追加点を挙げたブライトンは2−0で快勝。11月23日のボーンマス戦以来、9試合ぶりにリーグ戦で勝利を掴んだ。
「チームの勝利が最優先。そして、自分も結果を求めたい」と常々語っている三笘にとって、その両方を果たした会心の勝利となっただけに、笑顔が出たのは自然な流れだった。思い返せば、三笘がミックスゾーンで笑みを見せたのは、自身が得点を挙げた11月29日のサウサンプトン戦が最後。約1カ月半ぶりの三笘の笑顔に、安堵の気持ちが感じられた。
ADVERTISEMENT
得点について問われた三笘は、次のように話した。
「やっと入ったという感じです。入らない時もありましたけど、 やることは変えずにやっていくしかないと思ってました。ひとつ結果が出ましたけど、またすぐに次の試合なので切り替えないといけない」
日本人最多レコード「遅いぐらい」
この試合は、三笘にとってリーグ戦3試合ぶりの先発だった。ファビアン・ヒュルツェラー監督は「ミトマには多少の疲れがあった」とベンチスタートになった過去2試合の采配を説明したが、常時先発を求めている日本代表としては、思うところがあったに違いない。記者団から「先発に戻ってどんな気持ちだったか」と問われると、三笘はこう返した。