「40歳まで現役やろうよ！」DeNA森原康平を支える地元・広島の「秘密基地」に潜入…“チーム森原”の若手も音を上げる!? ピラティストレとは 

　果たして盟友である森原は、佐藤代表から見て、どのような人物なのだろうか。

努力の途絶えない人

「努力することが途絶えない人ですね。あきらめないというのが彼のプレースタイル。肉体的にもまだまだ状態はいいですし、今後さらに伸びていく余白があるので、これからもメディカルとフィットネスの両面でサポートしていけたらと思っています」

　佐藤代表はそう言うと、少しだけ照れくさそうな表情をしてつづけるのだ。

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「彼が頑張ることでトレーナーとしてはもちろん、友人としても勇気と元気をもらえています。また彼が大事にしている後輩たちの活躍も、僕の喜びの一つになっていますね」

坂本、中川の思い

『チーム森原』の秘密基地は、森原はもちろん若手選手たちにとってかけがえのない場所になっている。

　昨季、左腕リリーバーとして獅子奮迅の活躍をした坂本裕哉は、感謝を込め語る。

「丁寧で質の高いトレーニングができて、環境も含め、すべての面で素晴らしいと思います。昨年、離脱なく最後まで完走できたのは、ここでの自主トレのおかげです」

　プロ7年目でブレイクした中川虎大は、実感を込めて言う。

「トレーナーさんと話しあい、自分に合ったメニューや状態にあったトレーニングができるので、今シーズンはさらに進化した状態で入れそうです」

40歳までやろうよ

　改めてチームのリーダーである森原は、『Studio TAIKA』や佐藤氏について次のように語る。

「自分が思い通りにトレーニングできる場所を作ってもらって、佐藤代表には本当に感謝しているんです。本当に完璧なジムだと思いますし、『Studio TAIKA』のスタッフの方々は本気で応援してくれるので、僕らも本気で応えなくちゃって思うんですよ。自分のキャリアを伸ばすことが恩返しになるので、これからも頑張っていきたいですね」

　森原はそう言うと、口角を上げ微笑んだ。

「前に佐藤代表と話していたとき『あと現役生活も何年できるかな』って、ぼやいたんですよ。すると『いや、40歳までやろうよ。サポートするからさ』って、背中を押してくれるんですよ。本当、ありがたいっすよね」

　楽しく、真面目に。楽しく、きつく。

『Studio TAIKA』で充実のオフを過ごした『チーム森原』の面々が、今季どのような活躍をしてくれるのか、春が訪れるのが楽しみだ。