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「40歳まで現役やろうよ!」DeNA森原康平を支える地元・広島の「秘密基地」に潜入…“チーム森原”の若手も音を上げる!? ピラティストレとは
text by
石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byTakashi Ishizuka
posted2025/01/20 11:00
30歳を過ぎても進歩を続ける森原康平の肉体を支える秘密とは? オフのトレーニング施設に潜入した!
トレーニングに集中する『チーム森原』の雰囲気はとてもよかった。雑談を交えながらも、誰もが自分のやるべきことに集中し、時にはトレーナーとディスカッションをして、トレーニング効果を高めていた。そして厳しさや必死さのなかにあっても、声掛けなど周囲に目を配る森原の包容力のようなものが感じられた。
トレーナーは森原の幼馴染み
この『チーム森原』のトレーニングを森原とともに指揮しているのが『Studio TAIKA』の代表である佐藤嘉展氏である。
じつは佐藤代表は、森原と3歳からの幼馴染みであり、物心がつく前から一緒に過ごしてきた親友だ。
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高校までは森原と同様に野球をやっていたが、怪我により断念すると、大学へ進み医療関係の勉強をしたという。その後、理学療法士・ピラスティスインストラクターとして都内のスポーツ整形外科で実績を重ねると、2020年に故郷の福山で『Studio TAIKA』をオープンしている。
二人の夢の場所
ここは二人にとって“夢の場所”でもある。
佐藤代表は『Studio TAIKA』を作った理由を次のように教えてくれた。
「まずこの地域の方々にピラティスのよさを伝え、恩返ししたいということと、森原選手がオフにここに帰ってきたときに一緒にトレーニングできる場所を提供し、1年でも長く選手として活躍してもらいたいという思いで、この地にオープンしました」
立ちあげに森原も関わった『Studio TAIKA』は、最初は佐藤代表の自宅の一室からのスタートだったというが、その後一念発起し「中四国最高の施設を目指す」という理念のもと、さまざまな最新マシンを導入し、現在の場所に2022年6月に移転している。
「コンセプトは、一人ひとりに寄り添い、その人に合わせたサポートをすることです。そのためにしっかりと評価をしてトレーニングメニューを組んでいます」
森原と一緒にトレーニングメニューを作っているということだが、野球の動作においてピラティスというのは、どのような効果があるのだろうか。