酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「直球の成分が今永昇太に匹敵。10戦で打率.313」DeNAの2023年ドラ3は二刀流を台湾で磨いていた…“育成落ち”ホークス風間球打のWL成績は?
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKou Hiroo
posted2024/12/31 17:04
DeNAの二刀流候補、武田。台湾で腕を磨いた
近年のAWLでは、JABA選抜が勝ち進むことが多い。NPBが育成選手中心になっているのに対して、JABAがドラフト候補の選手を選抜しているからだ。12月9日の試合でも日本生命の谷脇弘起が先発し、粘り強い投球でNPB紅組に勝利。最多に並ぶ3勝を挙げていた。
また阪神の椎葉剛は、2023年、徳島インディゴソックスからドラフト2位で入団。藤川球児新監督も期待の速球派の投手だ。速球主体に小気味よい投球をしていた。AWLでは先発することもあったが、3試合で防御率2.16と好投が光った。
「ホークスの背番号1」から離れるドラ1風間は…
一方、ソフトバンクの2021年ドラフト1位の風間球打は、腰椎分離症などで一軍登板がないまま、育成で再契約されたが、この試合では3番手で投げるも2回56球、被安打はないものの5与四球、1与死球と大乱調だった。
背番号「1」で投げるのは、このリーグが最後になるが、ここから何とか立ち直ってほしいと切に願う。〈第1回、第2回からつづく〉