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アドリアーノの才能を蝕んだサッカーと酒の切り離せない関係。
posted2024/12/22 09:00
アドリアーノは、今月、古巣であるフラメンゴとインテルによる引退試合を予定
text by

豊福晋Shin Toyofuku
photograph by
KYODO
水に濡れるアドリアーノを正面から撮ったインパクトある表紙に『僕のなかの恐怖(meu medo mai or)』というタイトルが目を引く。かつて「皇帝」と呼ばれた元ブラジル代表が同国で出版した自伝だ。
アドリアーノといえば、リオのファベーラ(スラム街)でギャングと泥酔した動画が出回りファンを心配させるなど、サッカーとは異なるところで度々話題になっている。インテル時代に若くして将来を嘱望されたものの精神的な成熟が才能に追いつかず道を外れてしまった典型例でもある。彼が救いを求めたのがアルコールだった。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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