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ソフトバンク“23人を戦力外通告”の衝撃「ユニフォーム脱ぎたくない…」25歳のスター候補が漏らした本音「気持ちの整理がつかない」なぜ非情決断?
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byHideki Sugiyama
posted2024/11/13 11:01
ソフトバンクが23選手に戦力外通告。その理由とは
その好例を来季も継続したいと考えるのは至極当然の流れだろう。ただ、それには上限いっぱいの70人まで埋めた支配下枠に再び空きを作らなければならない。加えてドラフト会議では支配下で6人を指名したこともあり、球団フロントはかつてないほど“非情”な決断をするしかなかったというわけだ。
朗報待つ三浦「ユニフォーム脱ぎたくない」
仲田については12日、一部メディアで「西武が獲得調査」と報じられた。一方、三浦の名前はその時点でもまだ挙がってこなかった。本人はやきもきしながら、現在はソフトバンク球団の懇意によりHAWKSベースボール筑後で練習を続けている。
「新聞やネットを見ても自分の名前が出てこないことに焦りはあります。だけど今年やってきたことを信じて、トライアウトは受験せずに(他球団から)声がかかるのを待ちたいと思っています。ただ、まだユニフォームを脱ぎたくない。何もオファーがなければホークスの育成でお世話になり、もう一度這い上がるしかないと思っています」
ソフトバンクからも再契約の返事についてある程度の期限を示されているようだ。「第2の大竹」になると見込んでオファーをする球団はあるのか。それとも同じユニフォームで再チャレンジをするのか。三浦の心揺れる葛藤の日はあと少し続く。