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大谷翔平に名物記者ズバリ「アンチも認めざるを得ない」オオタニvsジャッジ“アメリカで激論”のウラで…聞かれたジャッジ本人の“ある答え” 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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posted2024/10/25 11:02

大谷翔平に名物記者ズバリ「アンチも認めざるを得ない」オオタニvsジャッジ“アメリカで激論”のウラで…聞かれたジャッジ本人の“ある答え”<Number Web> photograph by AFLO

ワールドシリーズでジャッジとの対戦が実現する大谷翔平

名物記者ズバリ「アンチも認めざるを得ない」

 米全国紙USAトゥデーの名物記者ボブ・ナイチンゲール氏は10月21日付の記事で「MLBも放映権を持つテレビ局も、広告主も、数百万人の野球ファンも、みんながこれを望んでいた。ジャッジとオオタニが同じステージで顔を合わせば、驚異的な盛り上がりで世界を揺るがすことになるかもしれない」とつづり、米老舗雑誌ニューズウィーク電子版は「最高に辛辣なヤンキースアンチもドジャースアンチも、球界最高の選手がフィールドでしのぎを削るこのシリーズの価値を認めざるを得ないだろう」と論じた。

 ニューヨーク・ポスト紙の名物記者ジョン・ヘイマン氏は「このシリーズは、恐らくハリウッドの夢物語よりも最高傑作」と評しつつ「この上、もし万が一でもオオタニがリリーフでマウンドに上がりでもしたら、とんでもないドラマになる」と夢を膨らませ、米野球データサイト「ファングラフス」は10月22日付の記事で「ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジがワールドシリーズで戦うことは、巨人同士の激突」とし「この2人のスーパースターに注目が集まることは避けられず、MLBにとっては広報宣伝という面でまさに夢の実現だ」と指摘した。

 レッズなどで活躍しオールスターに3度選出された元内野手で解説者のショーン・ケーシー氏は10月21日付の自身のポッドキャスト「ザ・メイヤーズ・オフィス」で「MLBとマンフレッド・コミッショナーは今、祝賀パーティーを開いているんじゃないの。ドジャースとヤンキースという夢のマッチアップ。野球界を背負うスター、ジャッジとオオタニが戦う。最高だね。ロッキーとドラゴの戦いみたいなものだ」と映画「ロッキー4」の名勝負にたとえて興奮を表現した。

アメリカで激論「ジャッジとオオタニ、ベストはどちらか」

 今季の大谷とジャッジは、レギュラーシーズン中から米メディアの間でたびたび比較されてきた。大谷は前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成しただけでなく、一時は三冠王を争う勢いだった。一方のジャッジは自身が2022年に樹立したア・リーグ最多記録の62本塁打に迫る勢いで本塁打を量産し、結局58本にとどまったものの2年ぶり3度目の本塁打王で、大谷と同じく三冠王にもう一歩のところまで迫っていた。

 9月7日付のMLB公式サイトは「ジャッジとオオタニ、どちらがより歴史的なシーズンを送っているか」のテーマで専属記者が議論を戦わせる記事を掲載していた。

【次ページ】 「ショウヘイのすごいところ」を聞かれたジャッジの“答え”

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