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「私はウワサ話で人を評価しない」森保一監督が明かす真相…物議の“守田発言”のあと「守田英正と2人だけで話した」《最強日本代表のウラ側》 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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photograph byKeiji Ishikawa

posted2024/10/17 11:25

「私はウワサ話で人を評価しない」森保一監督が明かす真相…物議の“守田発言”のあと「守田英正と2人だけで話した」《最強日本代表のウラ側》<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

NumberWebのインタビューに応じた森保一監督(56歳)

「本人がみんなに迷惑をかけたかもしれないということで選手とスタッフの前で話をしました。私は促してないです。自分がチームを疑心暗鬼にさせて迷惑かけた可能性があるなら、みんなに話をさせて欲しいと申し出があったんです。謝ってもらう必要はないと思っていたんですが、本人の気持ちの中で必要だと感じたようです。モリの素晴らしいパーソナリティから生まれた行動でした」

 この一件を乗り越えたことで、チームは確実に前進しただろう。これまでも選手はスタッフに戦術の提案をしていたが、さらに距離感が近くなった。6月、アウェーのミャンマー戦とホームのシリア戦ではさまざまな戦術のトライを行うことができた。

 森保監督は「私の中で守田の一件と、アジアカップ後にチームが良くなったことのつながりはありません」と言うが、議論が活性化したことは間違いない。

◆◆◆

 日本代表は2026年W杯で優勝を目指しており、目標が高いがゆえに、今後も選手から高いレベルの要求が出ることが予想される。森保監督はそれを恐れていない。

「今回、私が思ったのは、海外へ行ったらこれは普通なんじゃないかということ。日本には『いい子発言』をしなくちゃいけない雰囲気があるかもしれませんが、ヨーロッパサッカーのニュースで似たような発言を割とよく見るじゃないですか。自分自身、日本国内の感覚だけにならないようにしています」

 組織を束ねる者には人事権があり、マネジメントが楽になるように人を外すこともできる。だが、それでは未知の化学反応は起こりづらい。

 森保監督は衝突から逃げず、個々人の可能性を捨てない。関わるすべての人のエネルギーを前へ進む力に変えている。

<続く>

#2に続く
「森保ジャパンは戦術の引き出しが少ない」の誤解…森保一監督に直撃した“戦術的な質問”、本音で語る「アジアカップの反省でもありました」

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