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大谷翔平に米メディア“ついに本音”「自信を持って言える」じつは“50-50より絶賛されていた”MLB史上初の大記録…世界はオオタニをどう報じたか 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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posted2024/09/22 17:01

大谷翔平に米メディア“ついに本音”「自信を持って言える」じつは“50-50より絶賛されていた”MLB史上初の大記録…世界はオオタニをどう報じたか<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

50-50達成、3打席連続本塁打、10打点…大谷翔平の「1日」を世界はどう報じたか

 英BBCニュースは電子版で「ショウヘイ・オオタニが史上初の50本塁打、50盗塁を記録しMLBの歴史を作った」と伝え、各界のスーパースターも偉業をたたえていることを紹介。NFLカンザスシティー・チーフスのQBパトリック・マホームズは「正気の沙汰とは思えないほどの偉業」と脱帽し、NBAのスーパースターでロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは「彼は現実とは思えない!」と称賛したと伝えた。

 中東衛星放送局アルジャジーラの電子版は大谷の偉業達成とともに「彼は日本の金曜朝のニュースショーやSNSを賑わせ、東京やオオタニの故郷の岩手などでは新聞が競い合うように号外を配った」と日本の盛り上がりを伝えた。

メジャー史上“最高の日”だった

 大谷の「50-50」は、想像もつかなかったド派手な形で達成された。9月19日、敵地マイアミでのマーリンズ戦で、1回に二塁打を放っていきなり三盗を決め、2回の第2打席には右前へ単打で出塁すると二盗を決めて51盗塁目。3回の第3打席には2本目の二塁打を放ち、6、7、9回には3打席連続本塁打を放ち6打数6安打、10打点、2盗塁と大暴れ。1試合であっさり「50-50」を達成したばかりでなく「51-51」にまで到達した。

 大記録が達成された後、多くの米スポーツメディアは「50-50」達成よりむしろ、この試合でのあり得ないパフォーマンスぶりにスポットを当てて語っていた。

「ショウヘイ・オオタニはこの試合で1試合における史上最高のパフォーマンスをやってのけたのか?」

 米人気スポーツメディア「ジ・アスレチック」は9月20日付の記事で、それを検証する長文記事を掲載した。

1試合10打点以上
1試合6安打以上
1試合5長打以上
1試合3本塁打以上
1試合2盗塁以上

 MLBで打点が公式記録となった1920年以降、1人の選手が現役時代にこのすべてを達成した例はこれまで皆無で、大谷が史上初。しかも1試合でこのすべてを成し遂げた。同メディアはそれぞれについて歴史的にどれだけ希少価値があるかを解説。

 例えばMLB史上で1試合12打点を記録した選手は2人、11打点も2人おり、大谷の10打点は史上5位タイになる。「しかし10打点以上と複数盗塁を同時に記録した選手は誰もいない」と、大谷のこの日のパフォーマンスの特殊さを指摘した。MLB公式データによると1試合で「3本塁打と2盗塁」を同時に記録したのも「10打点と5長打」を同時に記録したのも史上初であり、1試合17塁打以上は史上7度目、1試合10打点以上は史上16度目のことだった。

【次ページ】 絶賛の嵐「誇張なんかじゃない」

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