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「これはすごいスタッツだ!」カブス監督なぜ絶賛? 今季すでに14勝、今永昇太の“じつはスゴイ”四球数と登板間隔「日米の違いを理解して…」
posted2024/09/20 11:04
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph by
Getty Images
今永昇太が14勝目を挙げた。日本人新人投手としては、12年ダルビッシュ有(レンジャーズ)と16年前田健太(ドジャース)が記録した16勝に続く3番目の数字であり、新人左腕投手として、02年石井一久(ドジャース)にも並んだ。
先発投手を5人で回しているカブスのローテーションを考えれば、雨天中止などがない限り、先発機会は残り2試合。21日ナショナルズ戦と27日のレッズ戦が予想され、登板はともに本拠地リグレーフィールドとなる。シカゴのファンに愛される今永にとっては、最高のシーズンフィニッシュが待っている。
カブス監督の絶賛「これはすごいスタッツだ」
今季ここまでは28試合に先発し、14勝3敗、防御率3.03の成績を残している。勝率は82.4%にも及び、奪三振率も9.2、投球回数は166回1/3をマークし、すでに規定投球回数をクリアした。それでも彼は初心を忘れない。
「ケガなくローテーションを守り、シーズンを投げ抜くことが一番大事だと思っています」
その今永に対し、カブスのクレイグ・カウンセル監督が評価していることがある。それは四球の少なさだ。7回を89球、無四球でまとめ13勝目を挙げた10日のドジャース戦後にも、指揮官はこんな言葉で今永を褒め称えた。
「今夜の昇太は素晴らしかった。7回を投げて無四球だ。27試合の登板でシーズン25個だ。これはすごいスタッツだ。これが次の試合にも重要になってくるんだ。だから彼は本当にすごい投球をしている」