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大谷翔平とロバーツ監督に生まれた“信頼関係”…指揮官の“笑いに変える”コミュニケーション術に感謝した理由「冗談を言い合える雰囲気が楽」
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byAFLO
posted2024/05/09 17:00
打撃好調のドジャース・大谷翔平。その裏には、ロバーツ監督の存在がある
大谷「監督とは、もちろん納得する部分もありますし…」
笑いもあれば、野球で気付いた点は互いに指摘する。積極的な意見交換で“勝つ”という同じ目標に向かっている。得点圏打率が低く、ボール球に手を出していた時も、同監督から落ち着いてボールを見極めるよう助言を受けた。「監督とは(打席での)アプローチのことで話して、もちろん納得する部分もありますし、早い段階でそういうふうに対策を打つことで、今後もプレーしやすくなるという話はしていたので、お互い、ゲームを作る上で噛み合っていければなと思います」。3月20日の開幕から4月までで打率3割3分6厘、7本塁打、19打点。OPS(出塁率+長打率)1.017。キャリアハイに近い成績を残した。
メジャー7年目、新天地で悲願のプレーオフ進出とワールドシリーズ制覇を目指す大谷。伝統球団で常勝が求められるド軍の指揮官として9年目のロバーツ監督。日々のコミュニケーションを重ね、着実に信頼関係が築かれている。