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今永昇太30歳「ナゾの人物像」先輩に辛辣発言、いたずらパンツをはいて「ファイヤー!」と叫ぶ…DeNA山崎康晃が明かす“強烈エピソード”
posted2024/05/04 11:01
text by
日比野恭三Kyozo Hibino
photograph by
Getty Images
今季からシカゴ・カブスに移籍した今永昇太(30歳)が快投を続けている。
5月3日時点で6試合に先発して無傷の5勝、防御率0.78。海の向こうから伝わるコメントも彼らしくウィットに富んでおり、日本の野球ファンも表情をほころばせている。
本記事ではあらためて「今永昇太とは何者なのか?」その人物像を描き出してみたい。
山崎康晃が明かす「今永ってどんな人?」
「よく連絡をくれますし、ほかのチームメイトみんなとも頻繁に連絡を取り合ってるみたいですよ。向こうにまだ友だちがいなくて寂しいんじゃないですかね(笑)」
そう話すのは、DeNAで今永と同僚だった山崎康晃だ。山崎はドラフト1位で2015年に入団、その1年後に今永が同じくドラフト1位で入団してきた。山崎は抑え、今永は先発と役割は異なるが、2人は昨シーズンまでの8年間にわたり苦楽をともにしてきた戦友といえる。
山崎は、1つ年下にあたる今永の人柄について、こう語る。
「純粋な野球少年であり、冒険家でもあり、ファニー・ガイ。人間として非常に魅力的な存在ですよね。冒険家という表現を使ったのは、彼がずっと何かに挑戦しているように感じられるからです。もちろんメジャーもそうですし、投げ方や変化球の握りなんかも、昨日と今日で全然違うことをしたりする。変化を恐れず挑戦する姿勢を、常日ごろから見てきました」
山崎自身、一時はメジャーへの移籍を真剣に考えた。悩み抜いたすえにDeNA残留を決めたわけだが、その目に今永の活躍はどう映っているのだろう?
「自分のことのように一喜一憂してますね。打たれれば落ち込むし、『まだまだこんなもんじゃない。次こそはやってくれる』って思いますよ。うらやましさは……どうですかね。(先発と抑えで)仕事が違いますし、活躍しているうれしさのほうが強いかな」
山崎は、今永との思い出について楽しげに話してくれたが、一方で少し困ったような表情も浮かべるのだった。