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「いろんなこと、今はあると思いますけど…」ダルビッシュ有、大谷翔平への思いを語る「大谷くんも結婚されて…すごく明るい感じ」
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byJIJI PRESS
posted2024/04/17 17:01
大谷翔平、山本由伸と試合前に集まり会話をするダルビッシュ有。日本人最長MLB13年目の頼れる先輩が語った大谷翔平への思いとは…?
第3打席は空振り三振
だからこそ、第3打席は徹底してストライクゾーン内で勝負した。スライダー、カットボール、速球、スプリットと異なる球種を続け、最後は外角寄りのカットボールで空振り三振。特別な相手に、特別な思いを胸に、全「18球」を投げ込んだ。
日本ハム時代の終盤、無敵の状態で投げ続けた末、より高いレベルを求め、海を渡った。そんなダルビッシュが37歳となった今季、同じ背番号「11」の後継者だった大谷が打席に立つと、感慨深い思いは自然とわき起こった。
大谷との対戦でわき起こった思い
「今までなかったですね、基本的には。日本の時とかありましたけど、米国に来るとやっぱりそういう機会があんまりないですし、対戦機会も少ないですから。そういう感情っていうのはなかったですけど、やっぱり大谷くんが来ると、日本にいた時をちょっと思い出すというか、個々の対決の楽しさを思い出させてくれると思います」
韓国での初対戦では2打数1安打、そして今回は3打数無安打2三振。ただ、今のダルビッシュが、結果だけにこだわっているとも思えない。
今季、両軍の直接対決は残り3カード8試合。
同地区のライバルとしての戦いだけでなく、互いを強烈に意識し合う「ダルビッシュVS大谷」の力勝負は、今後、球史に刻まれる名勝負になりそうだ。