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水原ショック渦中の大谷翔平だが…恒例の“高精度な成績予想”2024年版「MVPトリオのドジャース打線」なら狙える“史上4人目の快挙”とは 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2024/03/22 20:00

水原ショック渦中の大谷翔平だが…恒例の“高精度な成績予想”2024年版「MVPトリオのドジャース打線」なら狙える“史上4人目の快挙”とは<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

波乱の幕開けとなった2024シーズン、大谷翔平はどんな打撃成績を残すか予想した

 2023年:135試合497打数151安打44本塁打95打点20盗塁91四球 打率.304
 2024年:150試合542打数161安打40本塁打116打点32盗塁90四球 打率.297

 とした。リーグの投打バランスによるが、本塁打王、打点王のチャンスがあるのではないか。ア・ナ両リーグで本塁打王となれば、史上4人目になる。

「史上30人目のトリプルスリー」もありえる

 MLBでは同一シーズンに30本塁打、30盗塁を記録した打者を「30-30」として称揚している。

 順調に行けば、MLB史上46人しか達成していないこの記録を達成するのではないか。指名打者として達成すれば史上初。ドジャースではラウル・モンデシー(2回)、マット・ケンプ以来4回目となる。ちなみに2012年にはマイク・トラウトが30本塁打49盗塁で達成している。

 また、MLBではあまり取り上げられることはないが「史上30人目のトリプルスリー(3割30本塁打30盗塁)」の可能性もあるだろう。

 韓国・高尺スカイドームでのパドレスとの第2戦は打撃戦となった。大谷は1安打1打点と活躍したが〈何かが欠けている〉ような違和感があった。それだけ水原一平の存在は大きかったとも言える。後追いで、大谷にも処分が科せられる可能性があるとの報道もある。とはいえ――グラウンド外のことは、ひとまず考慮に入れないでおこう。

 伴侶とともに新しい環境で一歩を歩み始めた大谷翔平を変わらず応援したい。

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