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NBAレイカーズ電撃加入から1年…八村塁またトレード?「ハチムラは動かない」代理人&現地記者が否定も、ウワサが消えない理由 

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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posted2024/02/06 17:00

NBAレイカーズ電撃加入から1年…八村塁またトレード?「ハチムラは動かない」代理人&現地記者が否定も、ウワサが消えない理由<Number Web> photograph by AP/AFLO

トレード期限は八村塁が26歳になる2月8日。1年前の電撃移籍を考えれば、何が起きてもおかしくはない

 こういった状況では、2月8日のトレード期限を前に戦力補強の噂が盛んになるのは仕方ない。いつしか39歳になったNBAの王様、“キング”ことレブロン・ジェームズがチームの中心である以上、常に優勝争いを睨んだテコ入れを模索することは確実。40戦終了時点で21敗と同じ成績で低迷していた1年前、シーズン中にディアンジェロ・ラッセル、ジャレッド・バンダービルト、マリーク・ビーズリー、そして八村らを次々と獲得して戦力を底上げしたのは記憶に新しい。

レブロンが“砂時計”を投稿、その真意

 1月30日のアトランタ・ホークス戦後、レブロンが自身のX(旧ツイッター)に砂時計の絵文字を投稿したことも大きな話題を読んだ。“時間は限られている”という意味なのは明白としても、これはいったい何に直結するのか。

 チームに迅速な補強を促したのか。それとも来季は5140万ドルのプレイヤーズオプションを保持するレブロンがレイカーズからの退団を示唆したのか。スポーツ界は騒然となり、2月3日にはレブロンのリッチ・ポール代理人が「トレードはされないし、それを望んではいない」とESPN.comを通じてコメントする事態になった。

 この喧騒の後で、レイカーズはレブロンを納得させるためにもトレードでの補強を目指しても誰も驚きはしないはずだ。その方向性に動いた場合のメインの放出候補はラッセルのようだが、八村の名前も挙がっている。

 標的の1人と目されるホークスのデジャンテ・マレーのような元オールスター選手を獲得しようと思えば、それなりの交換要員が必須。3年5100万ドルと契約が手頃なこと、25歳の若さで伸びしろが残っていること、今季も随所にいいプレーを見せてきたことなどから、交渉相手のチームから八村が希望されることも十分に考えられる。

【次ページ】 八村に動揺なし「NBAはビジネスなので」

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