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吉田正尚が迷える若武者にズバリ「そこでしょ、まずは」…ロッテ・藤原恭大が合同自主トレで授かった“激戦区”を勝ち抜く極意〈1日5食でマッチョ化〉 

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梶原紀章(千葉ロッテ広報)

梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara

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photograph byChiba Lotte Marines

posted2024/01/31 11:02

吉田正尚が迷える若武者にズバリ「そこでしょ、まずは」…ロッテ・藤原恭大が合同自主トレで授かった“激戦区”を勝ち抜く極意〈1日5食でマッチョ化〉<Number Web> photograph by Chiba Lotte Marines

吉田から多くのことを吸収した藤原(右)

 昨年11月にはアジアプロ野球チャンピオンシップの侍ジャパンメンバーとして、世界を相手に戦った。

「負ければ終わりという試合。シーズンとは違う重圧があった。一振りの重みとプレッシャーがあった。これを経験できたのは自分にとってプラス」

「日の丸」の刺激

 日の丸を背負い同世代の仲間たちと過ごす日々は刺激的だった。そして、もう一度、このユニホームを着たいという目標が、新しいモチベーションが生まれた。

「アウトを怖がってバットを振れなくなることがあったけど、そこは仕方がないという割り切りも大事。大事なのはいつでもどんなときでも自分のスイングを心掛ける事。自分のスイングに自信をもって、こだわってやっていきたい」

 一年間戦うことを藤原がテーマに掲げていることを知る吉田正尚からは「今年はもうこれまでのように失速することなく行くと思う。まだ規定打席にのっていない。そこでしょ、まずは」とエールが送られた。打率3割、タイトル、2桁本塁打。様々な目標はあるが、試合に出続ける事。レギュラーになり、規定打席に到達しろと大先輩からはシンプルな目標で後押しされた。

 マリーンズの外野は、現役ドラフトでライオンズから愛斗が加入。昨年は怪我でシーズンを通して離脱していた高部瑛斗も戻ってくる。昨年、規定打席に到達した山口航輝にベテランの荻野貴司、角中勝也も健在。さらには岡大海、石川慎吾、平沢大河、和田康士朗も控えるポジション争いは大激戦だ。その中で背番号「1」は年間を通して安定したパフォーマンスで存在感を見せるつもりだ。野球ファンなら誰もが期待する、走攻守の三拍子揃った若武者がグラウンド所狭しと暴れるシーズンがいよいよ始まる。 

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