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箱根駅伝ランナーは走りながら“何考えてる”?「早く帰りて~」「なぜこんな苦しいことを…」「今日はなんのアイス食べよう」意外なランキング結果

posted2024/01/03 11:02

 
箱根駅伝ランナーは走りながら“何考えてる”?「早く帰りて~」「なぜこんな苦しいことを…」「今日はなんのアイス食べよう」意外なランキング結果<Number Web> photograph by Hiroyuki Nakamura

箱根駅伝ランナー「走る時に何を考えているのか?」

text by

岡野誠

岡野誠Makoto Okano

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photograph by

Hiroyuki Nakamura

「あのランナーは走っている時に何を考えているのかな」
 正月、箱根駅伝をテレビ観戦しながら、そんな疑問を持つ人もいるかもしれない。『第100回記念 箱根駅伝2024 選手名鑑』(宝島社)には「走っている時に考えていること」という質問項目がある。選手は何と答えていたのか。出場大学の区間エントリー、補欠の16人を対象に集計した(立教大学、神奈川大学、東海大学は全員無回答のため、それ以外の20校)。

「早く終わらないかなぁ~」箱根ランナーの“頭の中”

 まず、走ることに集中しているのか、それ以外のことを考えているのかで回答を分類しよう。「走ること」は主に〈レース展開〉〈ペース配分〉〈無心〉など、「それ以外のこと」は〈頭の中で音楽を流す〉〈今日のご飯何かな〉などである。結果はこうなった。

【エントリー16人×20校=計320人(全員無回答の3校除く)】

146人(45.6%):走ること
113人(35.3%):走ること以外
38人(11.9%):判断しかねる&無回答
23人(7.2%):選手の記載なし

※1 ムック本が12月1日発売のため、名鑑未掲載の選手がエントリーされる場合もある。
※2 通常〈特になし〉は無回答に分けるが、今回は〈無心〉〈無〉と同じ意味を持つと考え、「走ること」にカウント。回答を飛ばしている場合のみ、無回答とした。
※3 選手が2つ以上記入した場合、「走ること」が「走ること以外」を上回っていれば「走ること」とカウント。逆も同じ。同数の場合は「判断しかねる」とした。「走ること」と「判断しかねる」の数が同じ場合、内容で決定。

 分類の基準について、具体例を挙げながら説明していこう。目立った回答の1つに〈早く終わらないかな〉があった。この心境は競走に集中していないと考え、「走ること以外」と判断した。この変化形を含めたパターンはこうなる。

〈早く終わらないかなぁ~〉
〈早く走り終えたい〉
〈早く終わらないかな〉
〈早く終わらないかなー〉 
〈早く終わってほしい〉  
〈早く帰りて~〉
〈早く終わらないかなぁ〉  
〈早く終わりたい〉
〈早く帰ってご飯食べたい〉

【次ページ】 青学大ランナー「なぜこんな苦しいことを…」

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