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1位・岡本和真でも3位・村上宗隆でもなく…急上昇2位・大山悠輔が「阪神打線を機能させた」主砲なワケ〈セ打者:貢献度指標ランキング〉
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![広尾晃](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNanae Suzuki/Hideki Sugiyama
posted2023/12/31 11:08
![1位・岡本和真でも3位・村上宗隆でもなく…急上昇2位・大山悠輔が「阪神打線を機能させた」主砲なワケ〈セ打者:貢献度指標ランキング〉<Number Web> photograph by Nanae Suzuki/Hideki Sugiyama](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/2/3/700/img_23d7cb549a5d8a51dceb9591351bcee5283148.jpg)
大山悠輔と村上宗隆。22年と23年の成績を比較してみると……。
巨人は岡本和真が1位のRC107.08を記録したが、それ以外の主力打者の顔ぶれが変わった。丸佳浩が年齢を重ねる中で、岡本の前後を打つ打者が固定できないのが問題だろう。
DeNAは牧秀悟が着実に実力を蓄えている。今季は最多安打、打点のタイトルを獲得したが、来季は村上宗隆、岡本和真と高いレベルでタイトル争いをするのではないか。ただそれに続く選手が心もとないところか。
捕手固定で少し成績の落ちた坂倉、貧打の中日は…
広島は坂倉将吾が一塁から捕手に固定されて、打撃成績はやや落ち込んだ。西川龍馬はFA移籍したが、新しい中軸打者が欲しいところ。
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極端なピッチャーズパークのバンテリンドームを本拠とする中日は、ビシエドが衰え、現役ドラフトで入った細川成也が中軸を打ったが、他球団に比べて見劣りがするのは否めない。
プロ野球の戦力は投打のバランスで見るべきだが、阪神は強い投手力と、中の上クラスの打撃力がうまく連携して優勝したと言えるだろう。ただし打線は水物。来季も同じとは考えられない。どんな展開になるか、今から楽しみだ。
<パ打者、セ投手編、パ投手編につづく>
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