「2年でここまで成長するのか…」高橋藍は“バレー版・大谷翔平”？「清水さーん！」大先輩にも“グイグイくる”西田有志のコミュ力もスゴかった

西田有志（パナソニックパンサーズ）・オポジット

　僕と同じポジション・オポジットの西田は、とにかくバケモノですね（笑）。

　西田が高校3年生で、ジェイテクトの内定選手としてVリーグの試合に出ていた時に初めて対戦したんですけど、あの頃は正直、「小さくてよく跳ぶけど、そこまでかな」という印象だったんです。それが、みるみるうちに成長して、その年に日本代表に初選出され、代表で世界の舞台を経験したらまたどんどんすごくなっていった。僕はその年、右膝の怪我で代表には行っていなかったんですけど、外から見ていても猛スピードで成長しているのがわかりました。

　それ以降も、トレーニングを積んで体が大きくなるにつれ、パワーもついていった。スイングが速く、なおかつ全身の力をスパイクに乗せられて、本当にすごくなりました。「バケモノやな」としか言えません。

西田有志の強烈なスパイク　©Yuki Suenaga

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　身長は186cmと、オポジットとしては世界の中では非常に小柄ですが、全身がバネのようで、ものすごくジャンプするし、スイングもめちゃくちゃ速いから勝負できる。彼は手が長いわけではないので、だからこそ速いスイングができるのかもしれませんが、あのスイングの速さは日本でおそらく一番だと思います。だからブロックが完成する前に打てるし、なおかつパワーもあるので決められる。ものすごいポテンシャルの持ち主です。

　サーブも大きな武器ですね。彼のサーブはあまり回転しないので、その分、サーブレシーブをするのが難しいんですが、普通は、ボールの回転数が少ないとスピードが出にくいんですよ。でも彼はスイングが速いし、パワーがあるので、トップレベルのスピードが出せる。爆発力が半端じゃないので、乗ったら止まりません。

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