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《2020阪神ドラ1》佐藤輝明の元ライバルは“アノ競技”の日本代表に?…パナソニック・桑田理介が語る“テルのすごさ”「2人で日本一になりたいですね」 

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山崎ダイ

山崎ダイDai Yamazaki

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photograph by(左)パナソニック インパルス/HUDDLE(右)Hideki Sugiyama

posted2023/10/19 11:01

《2020阪神ドラ1》佐藤輝明の元ライバルは“アノ競技”の日本代表に?…パナソニック・桑田理介が語る“テルのすごさ”「2人で日本一になりたいですね」<Number Web> photograph by (左)パナソニック インパルス/HUDDLE(右)Hideki Sugiyama

仁川学院高時代は捕手を務めていた佐藤とエースだった桑田の2人。どちらも1年時から活躍を見せていた

 そんな桑田の戦いを見て刺激を受けたのは、今度は佐藤の方だった。

 2022年1月3日のライスボウル当日。自身のSNSで試合の画像をアップし、高校時代のライバルの活躍を後押しした。

 ただ、桑田本人は活躍を見せたものの、結果的にこの年は富士通に敗れパナソニックは準優勝に終わる。

 佐藤より先んじての日本一はお預けとなったが、その後も桑田はチームの主力として欠かせぬ存在となった。今年1月にはアメリカ・アイビーリーグ選抜との親善試合で、日本選抜チームの一員にも選ばれた。また、3月にはアメフトのカナダリーグCFLのトライアウトにも参戦するなど、世界を視野にさらに高いレベルでの戦いも目指している。

 佐藤の方もプロ初年度からセントラル・リーグの新人特別賞を獲得すると、阪神の中軸として活躍。今季の18年ぶりのリーグ優勝にも大きく貢献したのは周知の通りだ。

「もし野球を続けていたら…?」

 互いに異なるフィールドで、トップを目指す高校時代の同級生2人。

 だからこそ、桑田にこんなことを聞いてみたくなった。

――もし、野球を続けていたら、とは思いませんか?

「それは……正直思いますね。おこがましいかもしれないけれど、大学で野球をやっていたとしたらどこまで行けたんだろうと思うこともあります。テルはやっぱりすごかったんだなと。でも、アメフトを選んだことも後悔はしていません。もし高校時代に戻れるなら……両方やりたいですね! アメリカみたいにシーズン制で。テルもアメフトやっていたら、いいタイトエンド(※アメフトのポジション。ランブロックとパスキャッチの両方が求められ、高い総合力が必要になる)になったと思います(笑)」

 目下の目標はチームでの「日本一」。秋シーズン、ここまでパナソニックは全勝で、順調に歩みを進めている。そして阪神は、いよいよリーグ覇者として臨むクライマックスシリーズがはじまった。

 高校時代のライバル2人は7年の時を経て、同時に日本チャンピオンに輝くことはできるだろうか。

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