フィギュアスケートPRESSBACK NUMBER

浅田真央32歳が“トリプルアクセル”に再挑戦!「キックボクシングやってみたいですね」 第3弾アイスショー構想と共に明かした“夢” 

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

PROFILE

photograph byAsami Enomoto

posted2023/09/21 17:01

浅田真央32歳が“トリプルアクセル”に再挑戦!「キックボクシングやってみたいですね」 第3弾アイスショー構想と共に明かした“夢”<Number Web> photograph by Asami Enomoto

準備期間を含め2年にわたる全国ツアー『BEYOND』を終えた浅田真央さんが、第3弾となる新たなアイスショーの構想を語った

「私のアイスショーは、初めてスケートを見る方や、お子さん、ご年配の方々にも、わかりやすく楽しんでもらいたいというコンセプトがあります。幅広いお客様のために、バレエの要素もなくさず、スケートの良さも生かしつつ、色々な芸術・エンターテインメントのちょっとした良い所取り、という感じで考えてきました。色んなジャンルを詰め込めるのが、スケートの良さ、楽しみ方でもあると思います」

トリプルアクセルへの再挑戦も

 ショーの準備と並行して、もう1つ、心の中で燃やしているものがある。トリプルアクセルへの再挑戦だ。

「やりたい気持ちは変わりません。あと4分の1回転までは行きました。あと4分の1回転を回すために……。新たなアイデアとしては、キックボクシングをやってみたいですね。あとはジムで、現役時代にやっていたようなバーベルを使った筋肉トレーニングを、トリプルアクセルのためにやってみようと思います。ジャンプのためのトレーニングというのは、アイスショーの期間には出来なかったので、今がチャンスですね」

 さらに驚かされることに、BEYONDのツアーを滑りぬいた直後から、MAO RINKの開業に向けて打ち合わせも重ねている。

「壁の素材から、床の模様、リンクに飾るアート、どのようなレストランにするのか、など決めることは尽きません。9月の海外視察では、(元コーチの)ラファエル・アルトゥニアンのリンクにも行きます。再会も楽しみですし、アメリカではどのような施設で、どのような指導がされているのかを見て、MAO RINKに生かしていきたいです」

 目を輝かせながら、溢れ出る夢を次から次へと語る。

「インプットの旅が終わったら、無理せずに、自分が『よしっ』と思う日まで、ちょっとゆっくりして……。でも『よしっ』と思う時は、割とすぐに来ると思います(笑)」

 そう言って、無邪気に笑った。アイスショー第3弾とトリプルアクセル、そしてMAO RINK。尽きない夢を追いかけてゆく。

発売中のNumber1081号の[SCORE CARD INTERVIEW]でも、浅田真央さんのインタビューが掲載されています。
Number1081号「男子バレーW杯&パリ五輪予選」※書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプしますNumber1081号「男子バレーW杯&パリ五輪予選」※書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

関連記事

BACK 1 2 3 4 5
#浅田真央

フィギュアスケートの前後の記事

ページトップ