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「スポーツじゃなくてゲームでしょ」藤澤五月“驚きのボディメイク挑戦”はなぜ画期的だった? カーリング選手が闘う「フィジカル不要論」

posted2023/07/30 17:00

 
「スポーツじゃなくてゲームでしょ」藤澤五月“驚きのボディメイク挑戦”はなぜ画期的だった? カーリング選手が闘う「フィジカル不要論」<Number Web> photograph by Getty Images

ボディメイクコンテスト「MOLA CUP」に出場し、驚くべき肉体を披露して話題を呼んだ藤澤五月

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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 反響はとどまることを知らない。

 カーリング女子日本代表として2018年平昌五輪で銅メダル、22年北京五輪では銀メダルを獲得したロコ・ソラーレの藤澤五月が7月22日、茨城県で行われたボディメイクコンテスト「MOLA CUP」のビキニクラスに出場。ノービスで3位、オープンでは2位となった。

 初めての挑戦での好成績もさることながら、カーリングのときとは一変した、鍛えに鍛え上げた身体は、国内外で大きな反響を呼び続けている。

 

 

約2カ月半で「見違えた」驚異の肉体

 大会を主催したFitness World Japan(FWJ)の公式YouTubeチャンネルは、藤澤のインタビューが行われている。

 その中で藤澤は出場した理由をこのように語る。

「ボディメイク系の方のYouTubeを見るのが好きで、YouTubeでいろんな方のボディメイクを見て、いつか出てみたかったです」

 出場にあたってはロコ・ソラーレのチームメイトにも相談したという。

 ロコ・ソラーレの一員として5月上旬までカーリングの大会に出場していた藤澤は、そののち、今回のコンテスト出場へ向けて準備してきたことになる。約2カ月半で「見違えた」と言わしめるほど鍛えることができたということでもある。

【次ページ】 思い出す、「カーリングはスポーツじゃない」という中傷

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