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平野歩夢「あの不可解採点」からの“怒りのラン”が切り開いたミラノ五輪の“新時代”…北京でホワイトが託したもの「これからはアユムが」

posted2026/02/25 17:00

 
平野歩夢「あの不可解採点」からの“怒りのラン”が切り開いたミラノ五輪の“新時代”…北京でホワイトが託したもの「これからはアユムが」<Number Web> photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

北京五輪「あの2本目の不可解採点」から平野が決めたランがミラノ五輪の超ハイレベルな戦いを切り開いた。北京の快挙をプレイバックする

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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Kaoru Watanabe/JMPA

 沸き上がる怒りを、有無をいわせぬパフォーマンスに換え、すべてをねじ伏せた。

 23歳にして実に3度目の冬季五輪出場。スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢が繰り出した誰ひとり真似のできないルーティンに、熱い視線が注がれた。気温マイナス12度。極寒でありながら、パイプを見上げる者は、誰ひとり寒さを感じていないようだった。

 1本目。予選1位の平野は決勝に進んだ12人の最終演技者として登場した。ドロップインから最初に繰り出した「トリプルコーク1440(軸を傾けた縦3回転を含む4回転)」が成功すると、会場がどよめいた。大会では平野だけが成功させている大技だ。

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「ワン、ツー、スリー!」「アン、ドゥ、トロワ!」「トリプルコークだ!」

 スノーボード史に残る大技を目撃した喜びをかみしめるように、回転数を数えるいくつもの言語が会場に飛び交った。途中で転倒したため、得点は33.75点と低かったが、次につながるランとなった。

史上最高難度ルーティンに不可解な採点

 2本目。今度は会場に大ブーイングが起きた。平野は「フロントサイド・トリプルコーク1440」から始まり、「キャブ・ダブルコーク1440」につなげ、続く2発はフロントサイドとバックサイドの「ダブルコーク1260」の連続技。最後に「フロントサイド・ダブルコーク1440」で締めくくる史上最高難度のルーティンを滑りきったが、予選2位のスコッティ・ジェームス(オーストラリア)が出した92.50点を下回る91.75点というまさかのスコアが表示されたのだ。

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