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「え、これ着るの?」2児の母・キンタロー。(41歳)が語る、“60キロ超→49キロ”産後ボディメイクの舞台裏…子育て中に実は抱いていた「罪悪感」
posted2023/07/19 11:02
text by
音部美穂Miho Otobe
photograph by
L)TAKAI ATSUSHI、R)Shiro Miyake
この5月には、健康美を競うコンテスト「BEST BODY JAPAN」の金沢大会「ウーマンズクラス」で、5位入賞。子育てとボディメイク両立の極意や、「BEST BODY JAPAN」の舞台裏について語ってもらった。(NumberWebインタビュー全3回の1回目/#2、#3に続く)
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――まずは、「BEST BODY JAPAN」金沢大会「ウーマンズクラス」での5位入賞、おめでとうございます! ボディメイクはいつ頃から始めていたんですか?
キンタロー。さん(以下、キンタロー。) 去年の年末に、中京テレビの番組の企画としてやりませんかとオファーを受けたんです。正直、できるか不安でしたよ。というのは、2020年に長女を出産した時は自然と体重が元に戻ったんですが、その翌年末に次女を出産した後は全然戻らなかったから。身長が152.5cmなのに、ずっと60kg台で、体脂肪率も30%超えの状態だったんです。そこから始めて最終的には、49kgまで絞り、体脂肪率も19%台まで落としました。
――いったいどうやって5カ月で11kgも落としたんでしょうか?
キンタロー。 週2回、番組が用意してくださったジムに通い、ボディービルダーの嶋田慶太さんに指導してもらって。ベンチプレスとかマシーンを使った筋トレがメインですね。あとは、家で毎日1時間、「ビリーズブートキャンプ」をやって有酸素運動。そこに加えて、妊活を始めてからお休みしていた社交ダンスも再開しました。社交ダンスは有酸素運動なので、楽しく痩せられるんです。
有酸素運動に食事制限…キンタロー。の過酷な生活
――「ビリーズブートキャンプ」は、キツくて続かない人も多いと聞きますが……。
キンタロー。 実は、二人目を産んだあと、産後ダイエットで「ビリー」に挑戦して、見事に挫折していたんですよ(笑)。だから、大変なのは分かっていたけど、今度こそ挫折できない。毎日「サボりたいなぁ」という気持ちとのせめぎ合いで、やっている最中も「早く終わらないかな」って思ったりして。
不思議なことに気持ちが乗らないと、汗もかきづらいんです。あと、体が疲れている時も代謝が悪い気がします。夜は疲れているから、朝やって思い切り汗をかいたほうが効率はいいですね。
――食事制限は?
キンタロー。 朝食はプロテインドリンクに置き換え、夜8時以降は何も食べないようにしていました。日中は普通に食べましたが、揚げ物や脂質が多いものは避けていましたね。嶋田さんにオススメされたのが、皮を剥いだ鶏むね肉とブロッコリー。鶏むね肉は低カロリーでたんぱく質がとれて、ブロッコリーはたんぱく質やビタミン、ミネラルも含んでいる優秀な食材なので、よく使っていましたね。あと、大会前は夜6時以降は食べないようにして、追い込みをかけました。
――炭水化物を抜いたりはしなかったんですか?
キンタロー。 嶋田さんから「炭水化物をまったくとらないと、エネルギー不足になって動けなくなる」と言われていたので、お茶碗1杯分軽めによそって食べていましたね。とはいえ、もともと男性並みの山盛りご飯を食べていたから、かなり減らした実感はありましたが。