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大谷翔平が着替え中にお尻を叩かれ「痛っー!」 メジャー初日のオオタニさんを歓迎した“アニキのイタズラ”…元同僚が語る愛「彼の幸運を祈ってる」 

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福島良一

福島良一Fukushima Yoshikazu

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posted2023/07/01 11:02

大谷翔平が着替え中にお尻を叩かれ「痛っー!」 メジャー初日のオオタニさんを歓迎した“アニキのイタズラ”…元同僚が語る愛「彼の幸運を祈ってる」<Number Web> photograph by Getty Images

エンゼルスの元チームメイト・マルドナドとは、現在も対戦すると談笑する仲だ

大谷とカブレラはちょっと似てる?

 そして3年後、大谷さんはエンゼルスのジョー・マドン前監督の体制下で二刀流を全面的に解禁します。先発する試合で同時に打席にも立つ、リアル二刀流で才能を開花させ、歴史的なシーズンを送りました。3冠王のレジェンドは、持てる才能を発揮しきれていなかった二刀流・大谷さんを、1年目の頃から激励していたのです。

 ちなみに、2019年にエンゼルスの監督を務めたブラッド・オースマス氏は、大谷さんとカブレラの打撃の類似点を次のように指摘しています。左打者の大谷さんはセンターから左方向(逆方向)の長打力が長所で、右打者のカブレラも、右方向(逆方向)に打球を飛ばす能力に長けているとのこと。だとすれば、大谷さんも3冠王をとれる可能性があるとも言えますし、同時にサイ・ヤング賞に輝くことも夢ではないかもしれません。打者として共通した特徴を持つカブレラは、その背中を追うべきライバルです。そしてもちろん、フィールド上での楽しいかけ合いも見逃してはいけません。

大谷の“アニキ”だったマルドナドとの交流

 もう1人ご紹介するのは、1年目の2018年にシーズン途中までエンゼルスで女房役の捕手だったマーティン・マルドナドです。大谷さんがMLBに挑戦して間もない頃に頼りにしていた兄貴分であり、パートナーでしたが、2018年の7月末にトレードでアストロズへ移籍しました。当時、大谷さんはその別れをこう惜しんでいます。

「個人的にはすごい残念ですけど、頑張って欲しいですし、同地区なのでまた対戦機会もあると思う。たくさん勉強させてもらいましたし、今度は対戦した時、また勉強になることもたくさんあると思います」

 プエルトリコ出身で、人なつっこく陽気なマルドナドは、大谷さんを「ホルヘ」と呼びます。どうやら、スペイン語圏でよくある名前の「ホセ」から派生したようです。

着替え中にお尻を叩かれた大谷「痛っー!」

 同僚だった時はグラウンドの内外を問わず、とにかく始終仲良く過ごしていました。そういえば大谷さんのMLBデビュー戦の直後にはこんな出来事もありました。着替え中の大谷さんの背後からマルドナドが忍び寄り、お尻を思いっきりたたいたのです。「痛っー!」という大谷さんの悲鳴がクラブハウス中に響き渡り、周囲は笑いに包まれました。大谷さんにとっては初めてのことが多い中で、公私に渡ってメンタル面でもサポートしてくれた存在でした。

【次ページ】 対戦時にはコソっと「ゲンキデスカー」と声かけ

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