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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「久保建英22歳は“ソシエダで子供に愛されすぎ”らしい」その理由は成績でクッキリ「不敗神話9ゴール、イニエスタ&シルバ22歳時より…」
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/06/17 17:01
エルサルバドル戦での久保建英。その才能が爆発しつつあるソシエダでの1年だった
ダービー、マドリー戦のゴールが鮮烈すぎ
<10月の公式戦成績>
8試合562分出場1ゴール2アシスト、スタメン6試合
<11、12月の公式戦成績>
2試合161分出場、スタメン1試合
コンスタントに試合出場を果たしていた久保。チームも順調に勝利を積み重ねる一方で、ELを含めた過密日程となる。ここで久保は肩を脱臼するアクシデントに襲われた。W杯直前ということもあって出場機会は限られた。W杯でも守備を求められる場面が多く、得点には絡めなかったが、ハイプレスから味方のゴールを呼び込んだ9月のエスパニョール戦など、強度の高いプレーを見せており、総合力が高まっているのは確かだった。
<1月の公式戦成績>
5試合336分出場1ゴール1アシスト、スタメン4試合
<2月の公式戦成績>
4試合336分出場1ゴール2アシスト、スタメン4試合
<3月の公式戦成績>
5試合272分出場1ゴール、スタメン3試合
年明けから徐々に、久保が存在感を見せる場面が増えた。象徴的なのは1月に行われたビルバオとのバスクダービーだろう。相手DFをワンタッチ股抜きしてからスペイン代表GKウナイ・シモンが呆然と見送るのみのニアサイドショットを決め、さらに相手マーカーを退場に追い込むPK獲得(同サイトではPK獲得→成功をアシストと記録)で、この試合のMVPに輝いた。同都市のライバル相手に大活躍すれば、ファンからの愛着度が高まるのも当然か。
リーガ最後の7試合スタッツが圧巻すぎ
<4月の公式戦成績>
6試合343分出場2ゴール、スタメン4試合
<5・6月の公式戦成績>
6試合429分出場2ゴール2アシスト、スタメン5試合
圧巻だったのはオサスナ戦からセビージャ戦のラスト7試合だろう。この期間の成績は3ゴール2アシスト。特にR・マドリー戦では相手のビルドアップミスをついた先制ゴール、アルメリア戦で自身が「ロッベンみたい」と語ったゴラッソを叩き込むなど、ゴールパターンが増えてきた印象を感じさせた。
<久保建英の今季公式戦成績>
リーガ:35試合9得点7アシスト、出場2454分
※スタメン28試合、途中出場6試合
国王杯:2試合、出場98分
※スタメン1試合、途中出場1試合
EL:7試合2アシスト、出場364分
※スタメン4試合、途中出場3試合
久保がゴールを決めた試合の結果を見ると…
リーガ、ELともに数多く起用されたことがイマノル監督の信頼の厚さを感じさせる。そして久保で特筆すべきはゴールを決めた試合結果だ。その試合を抽出してみると、以下の通り。