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大谷翔平の愛されすぎな日常…懐かしい「ゲーム仲間」に仲良しだったアニキ、エンゼルスで“ショウヘイを愛した男たち”、今何してる?
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byAFLO
posted2023/06/04 17:05
2020年のキャンプにて、カートに乗り込み楽しそうな大谷翔平と水原通訳。フレッチャーは現在マイナー、ハンドルを握るシモンズはFAとなっている
「大谷まぁまぁやるやん…」イジリも話題になったあの選手
18年途中からエンゼルスに加入し、大谷へのメッセージで話題を集めた右腕も同様の立場にいる。19年にチームの守護神を務めていたハンセル・ロブレス投手(32)は、手のひらに書かれた日本語を自慢げに見せることが度々あった。19年6月13日に大谷が日本人で初のサイクル安打を達成した翌日、ロブレスの左手には「大谷まぁまぁやるやん…」との言葉が。ドミニカ共和国出身の同投手は、水原通訳の助けを借り、日本語のメッセージを送っていた。他にも、「大飛球17大谷さん」と日の丸ハチマキをつけてグラウンドに登場したこともあった。
大谷との出会いからより一層、日本文化に興味が芽生えた陽気なドミニカン右腕。20年シーズンオフにFAとなり、ツインズに移籍後は、前田健太投手(35)とも交流した。クラブハウスで「けんたLOVE」と書かれたハチマキを着用し、前田との笑顔のツーショット写真が球団広報のツイッターに投稿された。かつては最速100.3 マイル(約161キロ)をマークした剛腕は、22年7月にレッドソックスから戦力外通告を受け、その後はドジャースとマイナー契約。シーズン後にFAとなり、所属先が決まっていない。
かつての“兄貴分”はメジャー復帰へ向けて奮闘中
トラウトとともに、兄貴分的な存在だったコール・カルフーン外野手(35)は、メジャー復帰へ向けて奮闘中だ。19年まで大谷と同僚で、20年シーズンからは生まれ故郷の球団アリゾナ・ダイヤモンドバックスで2年間プレーした。昨季は同地区のレンジャーズに所属。シーズン中に対戦することも多く、試合前の練習中に再会してがっちり抱き合い、お互いに笑顔あふれるシーンも目立った。
15年にゴールドグラブ賞を獲得し、守備に定評がある同外野手。通算173本塁打と長打力もある一方で、打率が低いことが課題だった。今季は2月下旬にマリナーズとマイナー契約。招待選手として春キャンプに参加した。3月下旬にマ軍を退団すると、4月20日はヤンキースとマイナー契約を結んだ。傘下3Aスクラントンで23試合、打率2割8分1厘、4本塁打、18打点の好結果を残し、メジャー昇格を目指していたが、契約を破棄で退団となったことが6月3日に報じられた。