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最年少は15歳…女子体操の日本代表と“年齢”の関係「平岩優奈、杉原愛子は“高校1年生”で選出」「田中理恵の代表入りは海外で話題に」
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byJIJI PRESS
posted2023/05/29 17:01
NHK杯での岸里奈15歳の演技。世界選手権の日本代表にも選出された
「異例」「異色」として取り上げられた代表入りは、田中が自身の可能性を信じて取り組み、実現したことで、体操競技の“1つの可能性”を示してみせたし、だからこそ価値が大きかったと言える。
10代で代表として活躍するのが当たり前の、若年齢が中心の競技であるからこそ、寺本や村上のように20代となってからも日本代表として活躍し続けた選手たちの意義も強調されるべきだろう。その功績は、体操競技が10代だけのものではないことを伝えている。
「オリンピックでメダルをとれるように」
今回、世界選手権に選ばれた4人は、どのような競技人生を歩んでいくだろうか。
「エースという言葉はこれからも自分にかかってくると思いますけど、エースらしい演技で引っ張っていけたら」
宮田は大会への抱負をこのように語る。
「想像できない」と言った岸は先を見据えてこう語る。
「オリンピックでメダルをとれるように、頑張っていきたいです」
来年に迫った4年に一度の大舞台も視野に、自身の競技人生を今後も見据え、大会に臨む。
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