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浦和、ACL史上最多3度目のV。チームを救った西川周作のセービング。
posted2023/05/20 09:00
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
JIJI PRESS
セービングとはよく言ったものだ。ボールをゴールマウスに入れさせないGKのアクションを指す言葉だが、元々は「救うこと」の意味を持つ。
激闘のACLファイナル。第1戦、浦和レッズはサウジアラビアのアルヒラルに貴重なアウェーゴールを挙げてホームに帰還し、第2戦は枠内シュートゼロながらオウンゴールを奪い、2戦合計2-1で現行の大会になって史上最多となる3度目の優勝を果たした。
埼玉スタジアムが真っ赤に染まったこの試合、主役となったのが36歳のベテランGK、西川周作である。相手の決定的なシュートをことごとく食い止めてチームを救ったのだ。特に終了間際、至近距離から打たれたシュートに素早く反応して防いだシーンは見事の一言に尽きた。