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大谷翔平の“WBC後も”愛されすぎな日常…仲良しサンドバルとは冗談ずくめ、中国代表のエンゼルス後輩は感激「ショウヘイは地球上でナンバーワン」
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byJIJI PRESS
posted2023/04/14 11:02
エンゼルスのチームメイト、パトリック・サンドバル(投手)と仲睦まじげにハグする大谷翔平
仲良しサンドバルは大谷の質問に「ニヤニヤ」
日本を代表する二刀流と米国の主砲のドリームマッチを、現地マイアミのローンデポ・パークで観戦していたエンゼルスの選手もいた。準決勝で侍ジャパンを相手に先発し、4回1/3を4安打6奪三振、無失点と力投した左腕パトリック・サンドバル投手(26)だ。
「席に座って野球観戦は普段そんなにしないけど、あの雰囲気で見るのはすごく楽しかった。本当に、本当に信じられなかった」
サンドバルにとっては、大谷もトラウトも仲良しの同僚で、どちらを応援していたかについては「中立の観客としてね」とニヤリと笑った。
各国がドリームメンバーで構成してきたとはいえ、メジャーで一線級の投手陣のなかにはWBC参加に消極的な選手も多かった。シーズン開幕前の3月に開催され、故障の危険があると否定的な声もある中だったが、サンドバルは「プレーしたらいい。素晴らしい大会で、本当に楽しい」と言い切った。エンゼルスでは先発ローテーションの一角として計算できる投手に成長。さらに国際大会での経験が、自信を深めるきっかけとなった。
レギュラーシーズン中は同じ先発投手として、ベンチやクラブハウスで大谷と絡み、仲むつまじい様子が目立つサンドバル。WBCを終え、対戦した大谷からは「まぁまぁ、いいピッチャーでしたね(笑)」とジョークで“高評価”を受けた。これも、WBCでともに戦ったからこそ言い合える冗談だ。
大谷&サンドバル&フレッチャーはSNSでも仲良すぎ
日本で行われた準々決勝では、イタリア代表でプレーしたデビッド・フレッチャー内野手(28)と大谷の直接対決も実現した。4回2/3を4安打2失点で勝ち投手になった大谷から、第2打席で右前打をマーク。WBCを振り返ったフレッチャーは「彼と対戦できたのは楽しかった。すごく集中していた。東京ドームでプレーできて、また、彼と対戦出来たのも夢のようだった」と語った。
3-9で完敗した試合後は、口ひげをたくわえ、青いアンダーシャツ姿で大谷と記念撮影。これを大谷が自身のインスタグラムに投稿し、英語で「日本で会えて本当に良かった。さぁマイアミへ!」とメッセージを添えると、サンドバルが反応。コメント欄で「もしフレッチ(フレッチャー)がヒゲを剃ったら、君(ショウヘイ)が悪い」とつづった。WBCの大会期間中も、エンゼルスの仲間同士の絶妙なやりとりは絶えなかったようだ。