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〈たっちゃん〉ヌートバーの幸せな「日米+家族に愛されまくり」野球人生 元巨人マイコラスいわく「ラーズへのアドバイスは…」
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2023/03/10 17:22
ハッスルプレー連発の「たっちゃん」ことラーズ・ヌートバー。日本の野球ファンの心をわずか数試合で鷲掴みにしている
「本人はすごく悩んだと思います。普通、野球の推薦にコミットしたら、他の競技には手を出さない、みたいな暗黙の了解がある。でも、ラーズは高校3、4年ですごくフットボールで活躍しちゃって……」
「最終的に野球を選んだのは私が…」
その当時について、久美子さんはこのように振り返っていた。現在、アメリカ国内のスポーツではアメフトのプロリーグ「NFL」が圧倒的な人気を誇る。その才能があればアメフトに……と心が揺れ動いておかしくないが、1本の道に絞るとなった時、ヌートバーは最終的に野球の道を選んだ。チャーリーさんも当時について「怪我がなければNFLにも行っていたと思うけど、将来を考えると、野球の方が長く続けられると思ったんじゃないかな」と回想している。
「最終的に野球を選んだのは、私が野球一家で育ったからだと思う。自分の人生は野球に捧げられているのかな、って」
記者の質問に対して、本人はこう答えている。アメリカのスポーツ文化で育ったヌートバー。様々な競技を経験しながら自身に最も適したスポーツを見つけて没頭するという、新たな視点を与えてくれているのかもしれない。
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