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大谷翔平はなぜ“選手たちから”愛される?「ベンチのノリノリな姿」でヌートバー&村上とも打ち解けた…仲間の証言「一緒にいると楽しい」
posted2023/03/09 17:03
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Naoya Sanuki
<名言1>
翔平のチームメートになり、彼のプレーを長い期間見れることに興奮している。
(ラーズ・ヌートバー/NumberWeb 2023年1月25日配信)https://number.bunshun.jp/articles/-/856265
◇解説◇
大谷翔平はWBC前の強化試合・阪神戦で放った驚愕の2ホームランで、観客だけでなくチームメートも呆然とさせる特大のインパクトを残した。その野球面での圧倒的な実力はもちろんなのだが……彼の魅力を語る上で見逃せないのが、グラウンドやベンチ内で見せるムードメーカーぶりである。
「ワーオ!」ベンチを盛り上げる大谷の“オーバーリアクション”
強化試合前、Numberフォトグラファーが収めた写真でも(まだWBC開幕前、合流して数日というのに)数多くの選手との交流が見てとれた。さらに印象に残るのは、ヌートバーとの“アメリカナイズド”されたリアクションだ。阪神戦で村上宗隆が放った高い弾道の打球に対して、大谷とヌートバーは“バンザイポーズ”で誰よりも大きな反応を見せていた。さらに大谷自身が3ラン本塁打を放つと、ヌートバーが活躍時にする「コショウ挽きポーズ(ペッパーグラインダー)」を見せる場面もあった。
天真爛漫な大谷のカリスマ性に、“元祖コショウ挽き”であるヌートバーも魅了されている。そもそも侍ジャパン合流前から、大谷との共闘を心待ちにしていたのだから。
「こんなにクールなことはない。世代にひとりの才能を持つ選手という表現ですら足りないくらいの選手だ。誰もあれほどの才能は見たことがない。(中略)彼は特別な選手だから、何かを学びたい。そんなことを願っている」
ヌートバーと大谷は、水原一平通訳なしでコミュニケーションを取っている場面も見受けられ、言語の壁を感じさせないほどチームに馴染んでいる様子だ。そこにはやはり、スーパースターである大谷の貢献もあるのだろう。
仲が良いから分かる「本当に素晴らしいチームメート」
<名言2>
本当に素晴らしいチームメートで、かつ信じられないほどすごい選手。
(ブランドン・マーシュ/NumberWeb 2022年6月2日配信)https://number.bunshun.jp/articles/-/853426
◇解説◇
大谷が心から野球をエンジョイしている様子は、所属するエンゼルスでも日常風景となっている。特に昨シーズンのエンゼルスでは「ホームランを打ったバッターにカウボーイハットをかぶせる」というのがルーティンになっていたが……大谷が自らノリノリで頭を差し出していたシーンが印象に残っているファンも多いだろう。