2022年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
「もういい加減、ボケるのやめてください!」ヨネダ2000がいま明かす、M-1の密着取材スタッフに(割とマジで)怒られた話
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byAtsushi Hashimoto
posted2023/03/05 17:20
結成3年で初めてのM-1決勝だったヨネダ2000。誠(ボケ・ネタ作り担当、写真左)と愛(ツッコミ担当)。吉本興業所属
誠 われわれがいちばん芸歴が浅くて、いつも2人だけでいたので、ウエストランドの井口(浩之)さんが話しかけてきてくださって。すごく優しいんです。
愛 でも、みんなに均等に話しかけているイメージありましたね。
誠 ほんとに全員に、同じ尺ぐらいしゃべって。次に話しに行くみたいな感じで。
――井口さんと話すのは初めてだったのですか。
愛 準決勝のあと、決勝進出者の発表が終わったときも、ずっとしゃべりかけてくれました。返り咲きがいちばんすごいんだ、ってずっと言ってました。
――ウエストランドは2020年に決勝に初出場して9位。2022年は2年ぶり2度目の決勝だったんですよね。
誠 (返り咲きは)俺らだけ? さや香もいるか。さや香と俺らがすごいんだよ、って。2年連続よりすごいからって、ずっと。
――この連載の取材のときも井口さんはそのことをかなり強調して言っていました。井口さんは、別にウケをねらって言っているように見えないところがおもしろいですよね。
愛 ほんとにそう思っているから、ずっと言ってるんでしょうね。
誠 ボケでも嘘でもない。ご本人から、にじみ出ている感じ。
「もうボケるのやめてください」密着取材で怒られた
――楽屋のお弁当は、すごい豪華らしいですね。
愛 いろいろなものが置いてあるんですよ。お弁当も何種類もあって。お団子も6種類ぐらいありました。なんか、永遠に出てくる感じで。なので、勝つという意味で(オーベルジーヌの)カツカレーと、海苔巻きみたいなのを食べて。お団子も全種類、食べました。
――ラジオで話していましたけど、カメラの前でボケ過ぎて、準決勝前、M-1の密着取材の人に怒られたのですか。
誠 はい。「この1年でカメラ慣れしたのか何だか知らないけど、もうボケるのやめてください。『アナザーストーリー』でそんなの見たことあります?」みたいに言われました。
――それは本気のトーンで?