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SMAPと嵐、史上最多の7組…紅白出場組で考える、ジャニーズは「2015年→2020年」で何が変わった?
posted2020/12/31 06:02
text by
霜田明寛Akihiro Shimoda
photograph by
BUNGEISHUNJU
2020年の紅白歌合戦への出場が発表されたジャニーズアイドルは史上最多の7組(Snow Manは新型コロナウイルスの影響で出場を辞退)。実は“タイ記録”で、2015年も同じ7組が出場している。それぞれ以下のような面々だ。
2015年 近藤真彦、SMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ、Sexy Zone
2020年 嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP 、Kis-My-Ft2、King & Prince、SixTONES、Snow Man(出場辞退)
2015年は結果的にSMAPの解散前ラストの出場となり、2020年は嵐の活動休止前最後の紅白になる。ともに「ジャニーズと紅白」という観点で見ると節目の年と言えるだろう。
もちろん、紅白歌合戦に出場することが全てではない。紅白出場者は、上記の出場者以外にも多数いるジャニーズアイドルの序列を表すものではないと断りを入れながら(例えば1位のギネス記録を更新し続けているKinKi Kidsは1997年のCDデビュー以降、2016年の一度しか紅白には出場していない)、“国民的番組”であるはずの紅白の2015年の7組と2020年の7組を比較することで「この5年でジャニーズアイドルは何が変わったのか」を考えてみたいと思う。
2015年の先輩組「バラエティタレントとしての支持」
2015年と2020年の両方に出場しているのは、嵐と関ジャニ∞のみ。1999年と2004年にCDデビューした嵐と関ジャニ∞を中間として、わかりやすく2組の先輩グループにあたる2015年出場組と、後輩グループにあたる2020年出場組の面々を比較してみよう(カッコ内はCDデビュー年を表している)。
2015年 SMAP(1991)、TOKIO(1994)、V6(1995)
2020年 Hey! Say! JUMP(2007) 、Kis-My-Ft2(2011)、King & Prince(2018)、SixTONES(2020)、Snow Man(2020)
“2015年の先輩組”の3組は、SMAPといえば『SMAP×SMAP』、TOKIOは『ザ!鉄腕!DASH!!』、V6は『学校へ行こう!』など、どのグループも民放キー局の誰もがわかる人気の冠バラエティ番組があった。
一方、“2020年の後輩組”5組のうちKing & Prince、SixTONES、Snow Manの3組は、2020年12月現在、民放局で放送されている冠バラエティ番組はない。