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猛牛のささやきBACK NUMBER
オリックス投手陣もびっくり?「やんちゃなイメージだったんですけど…」森友哉(27歳)の意外な素顔とは〈パ3連覇の鍵を握る正捕手争い〉
text by
米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byKYODO
posted2023/03/02 11:02
NumberWebの単独インタビューで新天地オリックスでの日々を明かした森友哉(27歳)。同い年・若月健矢との正捕手争いにも注目が集まる
捕手の起用について、「スーパーキャッチャーがいれば、143試合固定するのが理想か」と聞かれた中嶋聡監督は、「そんな人いないでしょ、今」と答えた。
捕手陣の評価について、こう続けた。
「実戦になると、ブルペンと違うボールが来るというのは、これはもう常のこと。変化球も(実戦では)また変わってくるものなんで。これで慣れたと思ったら、いろいろなことが起こると思う。こちらがいろいろな視点で見なきゃいけない」
森は、オリックスへの移籍を決めた理由の1つに、捕手出身の中嶋監督の存在を挙げていた。
「キャッチャーで長く現役をされていた人。自分はまだまだ足りないところがたくさんあるので、いろいろアドバイスをいただきたいですし、自分がレベルアップしていくために必要な存在だと思って。起用法とかもすごいなと思います。思い切りがあって。昨年の日本シリーズのピッチャーの起用法とか見ていても、すげーなーと。しかもそれがいい方向に行くので」
特に印象に残っているのが日本シリーズ第4戦の5回表1死三塁の場面。先発しそれまで無失点に抑えていた山岡泰輔に代え、宇田川優希を投入し、連続三振でピンチを無失点で切り抜けた。
「はたから見たら(山岡は)まだ投げれるやろうと思っていたところで、ああやって切り替えて、それがはまった。なんかすごいな、と思いました」
本格的にオープン戦が始まる中、独自の視点を持つ指揮官が、どんな捕手起用を選ぶのか。リーグ3連覇の鍵を握る正捕手争いはここからが本番だ。
(つづく)
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