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「日本代表、羽生結弦――」東京ドーム公演中に行った緊迫の“6分間練習”…3万5000人の前でつかんだ“夢”「まだまだつかみきれていない夢も…」
posted2023/02/28 11:04
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
2023 GIFT Official
2月26日、フィギュアスケート界に新たな歴史が刻まれた。
6万5000人以上の観客
羽生結弦が東京ドームでアイスショー「GIFT」を上演。東京ドームでアイスショーが行われるのは史上初のことだ。
1回限りの公演には、開場前から多くの人々が入り口付近に列をなし、最寄りの駅付近にも人々の高揚が感じられた。それもまた、特別な1日であることを思わせた。
終演後、発表された観客動員数は3万5000人。その数字を待つまでもなく、巨大モニター設置等のため閉鎖された外野席を除き、埋め尽くされた観客席がアイスショーでは未曽有の人数であるのを物語っていた。
また、全国各地や海外の映画館で実施されたライブビューイングは3万人。合わせて6万5000人という動員となった。さらに全世界に向けて実施されたライブ配信も含めれば、より多くの人が観ていたこととなる。
ナレーション:羽生結弦
「史上初」の試みは、これら数字のみが成功を裏付けるわけではない。
出演したスケーターは、昨年11月、12月に行った「プロローグ」同様、羽生ただ一人。