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結婚願望も封印? “スターダムのアイコン”岩谷麻優がガチで狙うIWGP女子王座「KAIRIは一番負けたくない相手」《特別グラビア》 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2022/11/17 11:04

結婚願望も封印? “スターダムのアイコン”岩谷麻優がガチで狙うIWGP女子王座「KAIRIは一番負けたくない相手」《特別グラビア》<Number Web> photograph by Essei Hara

“スターダムのアイコン”と称される岩谷麻優。11月20日の新日本プロレスとの合同興行のメインで、新設されたIWGP女子王座をかけてKAIRIと対戦する

「今のところ、本人の出演予定はないですね。岩谷麻優役はかなりキツいと思います。私の10年間以上を、数カ月の撮影期間で演じなくちゃいけない。45キロの引きこもりのポンコツがプロレスラーになるわけですから。大変だと思います。でも、主役の女優さんには運命を感じました。何百人も候補がいる中で、第一印象から『この人、いいな』と思っていた方が選ばれたので」

「私は“0日婚”でもいい」岩谷麻優の独特な結婚観

 IWGPの王座戦に映画化と華やかな話題が続く岩谷だが、私生活で変わったことはないという。「最近、睡眠時間が短くなった」そうだが、これまでの17時間睡眠が13時間になった、と聞いて思わず笑ってしまった。

「休みの日はコンビニすら行きたくない。オフの外出はほぼ犬の散歩だけ。ご飯はUber Eatsとラーメン。『うまかっちゃん』の高菜味がおいしいんですよ。このところ寒くなってきたので、鍋にハマりました。簡単だから」

 以前から口にしていた結婚願望に変化はあったのだろうか。

「14歳のときから『○○歳になったら結婚する』と言い続けて、最近も『30歳までに』とか言っていましたが、もう29歳じゃないですか! 本当に結婚したかったら、飲みに行ったり、食事に行ったりするでしょう。でもマッチングアプリも仮登録だけして、本人確認までは進めなかった。やっぱり根が引きこもりなんです(笑)。映画もあるし、プロレスはやめられない。子供も欲しいけど、今はちょっと無理でしょうね」

 岩谷の結婚観は独特だ。

「私は“0日婚”でもいいと思ってますから。だから今から愛を育まなくてもいい。たとえば2、3年後のある日、いい人と出会って即『結婚しよう』。それでOKです(笑)。ただ、昔は芸能人と結婚する妄想が得意だったんですけど、最近は冷静になってきて、自分でそれを否定してしまうんですよね……。10代の自分の映像を見ていると『立ち上がるの速いな』とか『怖いもの知らずだな』って思いますけど、妄想力も加齢で衰えてきたのかも(笑)」

 話をしていて、わかったことがある。経験を重ねてプロレスラーとしての立場が変わっても、岩谷は“今”しか生きていない。目の前の現実にすべてを賭けているから、遠い未来のことを想像したりはしない。目下、視線の先にあるのはIWGP女子王座だけだ。

「KAIRIに勝ちたい。今はIWGP女子のベルトを取ることしか見えていないです」

林下詩美編へ続く>

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「林下詩美は強い。そのイメージを取り戻したい」王座陥落から1年弱…“カッコいい女”はスターダムの頂に返り咲けるのか《特別グラビア》

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