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イチロー“投手”は打者・イチローをどう抑える?「ど真ん中が一番いいんですよ、イチローは」<パワプロ版 投手・イチローを先行公開!> 

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NumberWeb編集部

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photograph by©Konami Digital Entertainment

posted2022/11/08 17:00

イチロー“投手”は打者・イチローをどう抑える?「ど真ん中が一番いいんですよ、イチローは」<パワプロ版 投手・イチローを先行公開!><Number Web> photograph by ©Konami Digital Entertainment

『パワプロアプリ』で再現された投手・イチロー。パワプロ制作サイドが投手時代のイチローについて聞くと…?

この試合は自分が全部投げきるんだ、そういう気持ちが欲しい

「これ、もう僕が想像した時に自分ができるだろうと(選びました)。これ、ほしいんです、後ろを守っている野手としては。この試合は自分が全部投げきるんだ、(球数が)120球でも。そういう覚悟というか、気持ちがほしいんですよね」

 それを体現するかのように現実世界でも11月3日に高校女子選抜と対戦した際には131球を完投し、昨年12月の女子高校野球選抜チームとのエキシビションマッチでは途中足をつりながら、140球以上を投げ、完封勝利。今までさまざまな投手を後方から見てきた名手は、投手となって意識していることがあるという。

「僕がピッチャーに期待しているのはテンポよく投げてほしいということ。これは(自分も)できるなと思うんです。それを意識して投げますよね。僕ら毎日プレーするから、野手って。野手の気持ちを考えてほしいんですよね」

打者・イチローの抑え方を本人が解説

 実際、イチローがスマートフォンで『パワプロアプリ』をプレーし、投手・イチローとしてテンポ良く打者・イチローにボールを投じる一幕も動画内には収められている。打者・イチローの抑え方をイチロー本人が解説する。

「このバッターねえ、他のバッターの待ち方と違うんですよ」

 第三者の視点で解説者のように語るイチロー。実際、後に対戦相手のキャッチャーと再会した際、イチロー対策をこう語っていたそうだ。

「『どこに投げてもダメだ』、だけど『ど真ん中が一番いい』」

 強打を食らう可能性が高く、“甘い球”とされる「ど真ん中」が一番いい、とは? 一体どういうことだろうか。

【次ページ】 最後はそのピッチャーのベストピッチを待っている

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