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大ブームから2年…加藤ひなたが語る「宅トレYouTubeに起きている変化」とは? 実体験が生んだ“胸が揺れないスポブラ”への思いも聞いてみた
posted2022/11/02 11:04
text by
小泉なつみNatsumi Koizumi
photograph by
Takuya Sugiyama
2020年、コロナ禍をきっかけにYouTubeなどで大ブームとなった「宅トレ」。現在登録者250万人を数える人気チャンネル「ひなちゃんねる」の加藤ひなたさんに、現在宅トレ界で起きている変化や、スポブラ開発の思いなどを聞いた。《全3回のインタビュー3回目/#1、#2からつづく》
宅トレユーチューバーが感じた「この2年間の変化」
――今、ざっくり宅トレYouTuberは何人くらいいるんですか?
加藤ひなたさん(以降、加藤) 今はもう数え切れないくらいいると思いますけど、私がダイエット動画を投稿しはじめた2018年頃は自分含めて2、3人しかいなくて、女性は一人もいなかったと思いますね。
――すごい勢いで成長したジャンルなんですね。コロナ禍での緊急事態宣言もあり、加藤さんの脚のトレーニング動画は1000万回再生、数千万回再生もされたそうですが、今の状況はいかがですか。
加藤 今はゆっくり再生回数が伸びていく感じですね。みんな大事なイベント前とか、やりたい時に自分のペースでやってるんだと思います。だから再生回数が伸びるスピードは遅くなりましたけど、動画を出していればみんないつでも好きなときにトレーニングできるんで、全然問題ないですよね。
――それが宅トレのいいところですもんね。そう考えると、この2年で着実に宅トレが定着してきてるんですね。
加藤 めちゃくちゃ定着したと思いますね。そして、宅トレにハマって私のチャンネルを見てくれる人には、「絶対にやってほしくないダイエット法」の一連はぜひ見てほしいですね。ただただ、本当にやってほしくないダイエットなんで(笑)。
「誰かと一緒にやるダイエットってこんなに楽しい」
――痩せ“続ける”ためには何が必要ですか。
加藤 目標を高くしすぎない、無理しないことだと思います。「明日からお菓子断ちだ!」じゃなくて、まずはいつも食べてるお菓子の量を3分の2まで落とす、次の日は半分、その次の日は……という風に、少しずつ、無理しないで進めたほうが成功率は上がります。