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「好きな選手はメッシ! サッカーなら170cmでも世界トップで活躍できる」バスケ日本代表・富樫勇樹が考え続ける“身長”という才能
text by
渋谷編集室 with ABEMASports Graphic Number with ABEMA
photograph byYuki Suenaga
posted2022/10/19 11:00
身長167cmながら、日本代表の司令塔として活躍を続ける富樫選手。同じくらいの身長で観客を魅了するメッシの大ファンだという
――サッカーの試合をご覧になることも多いですか?
富樫 日本代表、特にワールドカップでの試合はほとんど見ていますね。6月の日本対ブラジル戦も、国立競技場へ見に行きました。長友佑都選手の専属シェフを務める加藤超也さんに誘っていただいて、競泳の池江璃花子選手、卓球の平野美宇選手、田渡凌選手(熊本ヴォルターズ)と一緒に。もう完全にファン目線で、ずっと「ネイマール!」って叫んでました(笑)。
――印象に残っている過去のワールドカップは?
富樫 印象深いのは2002年の日韓大会。小学3年生の頃で、学校が終わってから学童クラブでみんなで見ていたことを覚えています。デビッド・ベッカムやロナウドの髪型が、子供ながらに衝撃的で。香川真司選手や本田圭佑選手、内田篤人選手らがいたザックジャパンの頃も良かったですよね。特に本田選手。普通、「リトルホンダ」なんてフレーズは思い浮かばないですよ。あえて大きな発言をして自分を奮い立たせる姿勢だったり、ビジネスへのチャレンジ精神だったり、アスリートとしても、1人の人間としても、すごいなって感じます。
ファン目線で見る日本代表戦
――日本代表戦が海外で行われる場合は、生中継で見ていますか?
富樫 もちろん。深夜2時キックオフくらいまでなら、眠らずにオンタイムで見ます。基本的には仲間で集まって、みんなで見るのが好きなんです。4年前のロシア・ワールドカップ、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦も知り合いのお店を貸し切りにしてもらって、10人くらいで見ていました。2点をリードしたときには、「勝った!」って思っていたんですけどね。最後の最後に逆転されたときは、「え?」って、みんなで固まって。でも、そうやって熱くなって、一喜一憂できるのもワールドカップの楽しさですよね。
今回のカタール大会は、ABEMAさんが全試合生中継して、スマホで外出先でも見られるのはありがたい。Bリーグの場合、僕ら千葉ジェッツのゲームは15時から始まることが多くて、試合後に食事をしながら19時から始まる他会場の試合をスマホで見たりしています。便利ですよね。今回のカタール大会は、初戦のドイツ戦が22時、2戦目のコスタリカ戦は19時キックオフなので、見やすい。3戦目のスペイン戦は深夜4時……んー、頑張ります(笑)。
――サッカーを観戦する際は、プレーや戦術面をバスケットに置き換えて見ることもありますか?
富樫 いやいや、基本的にはファン目線ですよ。特にワールドカップともなれば、どんな内容であっても勝つか・負けるかがすべてです。ただ、コーナーキックやフリーキックのときだけは、バスケのことを考えるかもしれないですね。