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Number ExBACK NUMBER
自己PRは“早稲田のナイチンゲール” フジ新人アナ松﨑涼佳23歳が競走部学生トレーナーから入社3カ月でスポーツ番組担当の夢をつかむまで
posted2022/10/15 17:05
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
Naoya Sanuki
入社1年目にしてスポーツニュース番組『S-PARK』のフィールドキャスターとして活躍するフジテレビの松﨑涼佳アナウンサー(23歳)。その瑞々しい魅力とともに、体育会系“陸上ガール”という異色の経歴と、スポーツを愛する素顔に迫った。(全2回の前編/後編へ)
秋晴れの神宮球場。「S-PARK」の番組ロケで「Number」佐貫直哉カメラマンの撮影風景取材に訪れた松﨑涼佳アナウンサーは、大きな瞳をくりくりと動かし興味深そうにカメラのレンズを覗き込んだ。
「そういえば私も学生の頃、アルバイトでいただいた初めてのお給料で一眼レフを買ったんですよ」
「Numberらしい写真ってどんな写真でしょうか?」
「空を綺麗に写すためにはどんな工夫をされていますか?」
いつでも走れるようにスニーカーで!
カメラが回っていないところでも次から次へと質問を繰り出す。好奇心旺盛で快活なキャラクターは、スポーツ取材の現場にぴったりだ。番組のレポートでは冒頭、ダッシュしながら登場するのが“お約束”。普段から足元は女子アナらしいパンプスではなく、常にスニーカー履きだという。
「最初のロケの時に、名前を覚えてもらうためにもキャラに合った登場の仕方を、ということでスタッフの方が考えてくれたんです。陸上に10年間関わっていたこともあって、走って入ろうって。やってみたら“フォームが良い!”と思いのほか好評で……。以来、いつでも走れるようにスニーカーを履いています!」
生粋の“陸上ガール”だ。母親は日本体育大学の陸上部出身。100mや幅跳びの選手で、リレーで当時の学生記録を持っていた本格派だ。同学年にはマラソンで1992年バルセロナ五輪の銀メダリスト・有森裕子さんもいた。