酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「村上宗隆スゴすぎで“村神様依存度”はアップ」「“勝利の方程式と適材適所”な高津采配」ヤクルト連覇要因を昨季成績と比較
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama
posted2022/09/27 11:03
球団としては野村克也監督体制以来となるセ連覇。高津臣吾監督率いるスワローズはまさに黄金期を迎えている
高津監督は調子のよい投手を見極めて次々と繰り出し、個々の救援投手の負担を軽減した。〈やりくり上手〉という言葉が浮かんでくる。ワンポイントの田口だけでなくロングリリーフの木澤など、適材適所の起用が光った。
貢献度は圧倒的に村上、投手で称えたいのは…
打線については異能の村上宗隆の急成長に伴い、馬なりで戦力が充実したとの見方もできるが、投手陣は「高津監督の采配の勝利」だと言えるだろう。
貢献度で言えば圧倒的に村上宗隆だが、投手陣では3年連続でセットアッパーとして抜群の成績を残した清水昇だろう。
ヤクルトは残り6試合、CS争いをしている阪神、広島、DeNAとのカードだから単純な消化試合とはならないだろうが、ここまでチームを引っ張ってきた村上宗隆の「大記録」達成に向けて、チームもアシストするだろう。これからは個人記録でファンを沸かせてほしい。
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